メールマーケティング担当者は、常にメルマガ配信対象のメールアドレスを増やし、且つリストを新鮮な状態に保たなければなりません。本記事では、適切なメールアドレスを集めるために知っておくべき注意点と、具体的にメルマガ登録を促すための9つの方法をご紹介します。
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メルマガ用のリストとは、一般的にメルマガやブログを購読している人、または直接会った人などのメールアドレスが含まれるリストのことを意味します。
ただし、マーケティングやセールスの観点で捉えると、それ以上の役割を担っています。熱量の高い顧客にメールを送れば、売上に結びつく可能性が高くなります。一方で、訴求と無関係なメールアドレスや、既に使われていないメールアドレスは何の役にも立ちません。
メルマガリストの数、新鮮さ、健全さは自社の売上と結びつきます。メールアドレスのリストを増やす目的は、潜在的な見込み客数、将来のロイヤル顧客を増やすことにあります。
マーケティングや営業活動に活用するメルマガリストの作成には、いくつかのとても重要な注意事項があります。これらを無視すると、迷惑メール扱いをされるリスクが高まり、販売促進どころか、ネガティブな結果に繋がりかねません。
リストを健全に保つとは、メルマガを受け取る読者が、皆さんのサービスやブランドをしっかりと認識しており、メルマガ購読を希望している状態とも言い換えられます。こうしたアドレスでなければ高いコンバージョンや、正しいマーケティングを行うことはできません。
米国では、毎年22%近くのメールアドレスが使われなくなるという調査結果も出ています。よって、メールを長期間保有していても非アクティブなメールアドレスは、年に1度など定期的に削除する必要があります。
リストは量ではなく質を重視すべきだと言えるでしょう。
メルマガリスト作成において、この点が最も重要なポイントです。メールリストを購入してはいけません。大きく分けて下記の4点が主な理由です。
この点は下記のブログにも細かく記載しています。リスト購入は、自社のアドレスを迷惑メールとして扱われるという危険性のみならず、法に抵触するリスクすら抱える極めてリスクが高い行為であること、その割にリターンが少ないということをご理解いただければと思います。
メールアドレスを収集することは一朝一夕に成し遂げることはできません。それなりの長期的な視点で臨む戦略です。日々何万通ものメールを送る企業も、ゼロから少しずつメールアドレスを集めています。
メールアドレスのリスト収集は、webフォームを活用するケースが大半です。メール配信システムが提供するメルマガ登録フォームを活用することで、上述のリスクなどを未然に防ぎ、またその後、負荷の少ないメルマガ配信運用が可能になります。
具体的には下記のような機能を備えているメール配信システムを活用すると、安定したメルマガ運用が可能になります。
当社も専用のメルマガ登録フォームや、上記の機能を全て用意しています。これで、メールリストをゼロから作成し始めるためのすべての準備が整います。
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メルマガ用のリスト作成でまず一番初めにすべきことは、皆さんのウェブサイトにオプトイン型のメルマガ登録フォームを用意することです。
オプトインとは、同意を意味します。つまり登録するサイト訪問者が登録に同意してもらうフォーマットが必要です。
ウェブサイトのデザインの一部として埋め込むことが一般的です。もしくは画面の下部などに登録ボタンを配置し、フォームに誘導します。
サイト訪問者にメルマガ登録してもらう場合は、そのメリットになる何かを与える必要があります。サイト訪問者の需要(どういったかたちでサイトに訪れたか)に関連するであろうインセンティブを用意してあげましょう。
最も一般的なインセンティブは、期間限定で割引、販売、または無料サンプルなどを提供する方法です。“メルマガ経由の注文は送料無料”といった言葉を用いて、メルマガ登録へ誘導しましょう。
物販、ECサイトであればこういった訴求は簡単に行えますし、訪問者も何をメルマガで期待するかが明確なので、双方にとって良いエンゲージメントが行えます。
自社のウェブサイト外でもメルマガ用のリストの作成は可能です。例えば、検索連動広告のランディングページなどにフォームを埋め込み、リストを作成することも一般的です。
皆さんの存在はまだ認識していない潜在顧客にリーチするためには、検索連動広告などを用いて、ユーザーが検索したワード=訴求別のランディングページを作成する必要があります。
一般的にランディングページは、自社サイト/ホームページよりもはるかに少ない要素で構成されます。これは、広告で訴求した要素のみに焦点を当て、高いコンバージョンを実現するために欠かせません。
そして訪問者に対して、自分が欲した情報に紐づく訴求やサービスを入手するには、フォーム登録が必要であることを認識させます。
適切なテストを行うことで、ランディングページのコンバージョン率を改善し、メールリストを作成して売り上げを伸ばすことができます。
一般的に人は新しい店に懐疑的です。知らない場所で何かを購入することをとても嫌がります。世界のECサイトの平均コンバージョン率は約3%ともいわれています。つまり、訪問ユーザーの9割は何もせずに離脱してしまいます。
それを回避するためにリードマグネットを使用して、ユーザーを購読者に変えることができます。リードマグネットは、一般的に訪問ユーザーが知りたい情報をまとめたものであることが多いです。例えば商品/サービスのパンフレット、商品に関連する知識や市場のデータなど。それらの情報を入手するために、メルマガ購読を条件にするというやり方です。
ランディングページでこうしたリードマグネットを活用することもできます。もちろん、その場合のリードマグネットは、ランディングページに訪れた動機(検索ワードなど)と直接関連していなければ効果はありません。
CTA(コール・トゥ・アクション)とは、訪問ユーザーに行動を促す機能です。ここではメルマガ登録ボタンが該当します。このCTAをクリックしてもらうには、そこで用いる言葉も重要になります。
メルマガ登録を促す際に「メルマガ登録」という言葉を用いるのが最適なわけではありません。これまで説明したような戦略ごとに最適なワードを用いて、訪問ユーザーの行動を後押ししましょう。
具体的には「資料をダウンロードする」「無料クーポンを受け取る」といった具合です。このようにCTAには、その後にユーザーが得られる価値を明確に記載します。
メルマガのリストが手元になくても、別の形でつながっているファンを見つけましょう。例えばツイッターやインスタグラム、Facebookページのフォロワーです。それぞれのプラットフォームでメルマガ登録を促してみましょう。
ただし、ソーシャルメディアで皆さんをフォローしているユーザーが皆さんに興味を持っているとはいえ、メルマガを購読するとは限りません。そこでこれまで紹介したようなリードマグネットやインセンティブなどを訴求して、より多くのファンのメルマガ会員化を目指します。
また、ソーシャルメディアでつながっているフォロワーの情報は、厳密にいうと皆さん自身が保有しているわけではありませんので、メルマガ会員促進を促すことは、フォロワーをきちんと見込み顧客として管理することにもつながります。
もしくは、日々のメールの署名欄にメルマガ登録用のリンクを挿入する方法も試してみましょう。B2CであれB2Bであれ、日々メールで社外の人とやりとりしているのであれば、一度試してみてください。
店頭やイベント、展示会などでもリスト作成は行えます。登録用紙を作成し、来訪した方にアドレスを記載するのを促してみましょう。
これまで名刺交換した人たちにもメルマガを送ってみましょう。訴求したい内容と名刺交換した理由に乖離がある場合は、これまで紹介したようなインセンティブなどを用いて、メルマガ登録自体を一度促してみるのもひとつの手段です。
実際の住所は知っているもののメールアドレスの情報は知らないという見込み客がいるケースもあり得ます。もし定期的に郵便している場合、メルマガ会員になるメリットを明記した郵送物も同封してみましょう。
アウトバウンドの施策として、営業担当者が営業電話をかけている場合、直接的なセールス意外にも、メルマガ登録のメリットを伝えて、アドレスを収集するということも可能です。メルマガ会員になってもらう方が敷居が低い上に、そこからナーチャリングしていくという方法も使えます。
メルマガ配信のリスト作成方法についてご紹介しました。繰り返しになりますが、最も大事なことは、法律を遵守して健全で新鮮なリストを保持することです。それを前提として、後半にご紹介した方法をご参考になさっていただければと思います。
当社のメール配信システムWiLL Mailは、購入したリストはもちろん、同意を得ていない読者への配信(営業メールなど)も利用規約で硬く禁じています。その上でリスト収集に役立つフォーム機能やリスト管理機能を搭載しています。
メール配信システムをこれからご利用されるにあたってのご不安などありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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