メールマーケティング

メール配信システムを使うメリットとは?選定のポイントとともに解説

 メール・メルマガ配信は今もマーケティングに欠かせない施策です。2016年の調査では、およそ8割以上の企業がメルマガ予算を増やすと回答しています。その予算の内訳の大部分をしめるのがメール配信システムの利用料です。今回はメール配信システムを使うメリットを、選定ポイントとともにご紹介します。

メール配信システムとは

 メール配信システムとは、メールマガジンなどのEメールを用いたマーケティング・販促活動を効率化させるツール・システムを指します。一度に大量に送信することで読者に個別に送るよりも業務時間を短縮させたり、法やメールサーバのルールに乗っ取って適切な処理を行えたりできるのが大きな特徴です。

メール配信システムを使うメリットとは

 メール配信システムを活用するメリットをもう少し具体的に説明しましょう。メリットは大きく以下の3つに分けられます。

  • メール配信前のメリット
  • メール配信時のメリット
  • メール配信後のメリット

それぞれについて細かく説明していきます。

メール配信前のメリット

 効果的なメール配信を行うには、事前にいくつかの準備が必要です。それらを効率化することもメール配信システムの役割です。

専用のメルマガ登録フォームが作成できる

 メルマガを送るには、読者リストが必要です。読者リストを募る方法として最も効果的で代表的な方法が、メルマガ希望者を募る専用のウェブフォームを用意することです。

 フォーム作成ができれば良いだけではありません。メルマガ運用を行うにあたって、いくつか大事なポイントが存在します。中でも、アドレス入力間違いを防ぐ『ダブル・オプトイン方式』を使えるフォームを使用すること、スマホに対応していることはもはや必須といえるでしょう。

読者リストが簡単に管理できる

 登録フォームで募ったメールアドレスの正しい管理もメルマガ運用において欠かせません。まずは高いセキュリティ環境で管理すること。個人情報の漏洩は絶対に避けなければなりません。

 また、名前や性別、住所などの情報を、メール配信を前提とした管理が行える点もメール配信システムを利用するメリットといえます。

メール配信時のメリット

続いてメール配信を行う際のメリットです。メール配信システムの効果はこの場面で最も発揮されます。

複数の宛先に一斉にメールを送れる

 アウトルックなどの一般的なメールクライアントの送信サーバは、複数への一斉配信を想定した仕様ではないため、メルマガ配信に利用するには限界があります。当然CCやBCCで送ることも個人情報管理の観点から避けるべきです。

 一方でメール配信システムは、一斉配信を前提としたメールサーバを搭載しています。よって最も大きなメリットを享受できるのがこの一斉配信ができる点といえます。

大量配信に時間がかからない

 前項とも重複しますが、メール配信システムは一斉配信を前提とした作りであるため、多くのサービスにおいて大量のメール配信を速やかに処理できるスペックを持っています。これにより一斉に送ったものの、読者によって届くタイミングが1〜2時間異なってしまうといった事象が発生しなくなります。この配信速度は、期間限定のキャンペーンや緊急告知のようなシーンで特に欠かせない要素になるでしょう。

HTMLメールを簡単に作成できる

 スマートフォンが広く普及し、誰もがリッチなコンテンツを受け取れる環境となった2014年以降、HTMLメールでのメルマガ配信は、その効果を左右する重要な要素になりました。

 よって、一般的なウェブのHTMLと異なる仕様のHTMLメールを簡単に作成できる点も、メール配信システム利用の大きなメリットとして近年重視されています。

正しい形式でメール配信ができる

 配信したメールは、絶対に読者に届くわけではありません。受取側のサーバやISP(インターネット・サービス・プロバイダ)のルールに準拠してなければ、はじかれてしまいます。読者にきちんと届けるためには、メール本文を暗号化したり、送信元アドレス(ドメイン)が実在することを証明したり、適切なサイズで作成したりと、細かい点をクリアしなければなりません。これらのポイントをきちんとチェックしてくれるメール配信システムを利用すれば、高い到達率や受信率を実現できます。

適切な読者のみに送れる

 近年、多くの調査においてマーケティング担当者がメール配信において「セグメント配信」を最も重視していると回答しています。メール配信システムを用いることで、性別や住所はもちろん、行動履歴や興味関心ごと別にコンテンツを分けて配信が可能になります。

 情報が大量に溢れた現代において、無関係なコンテンツを送ることはブランド力やエンゲージメントの低下をもたらします。読者とコンテンツの関連性は今後より重要な要素となるでしょう。

ユーザーの受信環境ごとに最適なかたちで送れる

 HTMLメールは効果の面において重要ですが、それらを全ての読者が受け取れるわけではありません。特にガラケーの長い歴史を持つ日本では携帯キャリアアドレスへの配慮もしばらく重視しなければならないでしょう。

 メール配信システムによっては、テキスト形式のみしか受信できない環境の読者にはテキストメールを送る『マルチパート配信』や、携帯キャリアアドレスへも最適なコンテンツを出し分ける機能を搭載しているため、こうした問題をシンプルに解決してくれます。

メール配信後のメリット

 最後のメリットです。配信して終わりではないのがメール配信です。運用をし続けるという観点で考えると、メール配信後もメール配信システムは大きな効果を発揮します。

届かなかった理由がわかる

 前述のとおり、メルマガは全員に必ず届くわけではありません。様々な理由で不達の状態が発生します。中でも「存在しないアドレスへの送信」は、必ず把握して適切な処理を行わなければなりません。この行為を続けるとスパム配信とみなされてしまうケースがあるからです。

 メール配信システムを利用すると、こうした存在しないアドレスを自動的に排除し、常に読者リストをクリーンな状態に保つことができます。もちろんその他様々な要因によるエラーも把握できます。

効果検証を詳細に行える

 他のキャンペーン同様に、メルマガも実施後の効果検証は欠かせません。他の施策と比較して費用対効果に見合っているか、より高い効果を出すにはどうすべきか。メール配信シスッテムによっては、これらを可視化する分析機能を搭載しています。

 開封率、文中のリンクのクリック率、商品購入などの目的に至ったかを図るコンバージョン率をはじめ、関連性のあるコンテンツを送信できたかを図る配信停止率などメルマガ独自の指標も存在します。過去の推移と比較して、より良いキャンペーンを展開するためにメール配信システムの分析機能はしっかりと活用しましょう。

配信履歴を蓄積できる

 他のキャンペーンとメルマガ施策の最も大きな違いは、読者ごとにアクション履歴を保持できる点といえます。これが他の施策よりも費用対効果が高いと言われる所以です。

 誰が、いつ、何回開封・クリックしたのか。こうした情報を蓄積することで『◯回以上開封・クリックしたことのある東京都の20歳以下』といったターゲティング配信を次回行えるようになります。配信履歴はメールマーケティングにおける大事な資産です。うまく活用できるメール配信システムを採用しましょう。

ブラックリストの管理が容易にできる

 メルマガ配信におけるブラックリストとは「配信してはいけないアドレスリスト」を指します。主に、配信停止(オプトアウト)を自ら希望したアドレス、企業が配信すべきでないと判断したアドレス、そして存在しないアドレスの3パターンが存在します。

 この情報は極めてセンシティブなものなので、正確かつシンプルに、そして高いセキュリティ下で管理しなければなりません。メール配信システムを用いれば、容易に管理できるようになります。

メール配信システムの選び方

 メール配信システムを利用することで得られる様々なメリットを説明してきました。ここからは、これらのメリットを適切に得ることができるメール配信システムの選定ポイントをご紹介します。

 選定のポイントは大きく以下の5つのポイントに分けることができます。

  • インフラは堅牢か
  • セキュリティ対策はできているか
  • 実績はどうかユーザー数、ユーザー層・継続率はどうか
  • 評価はどうか
  • 自社に必要な機能はあるか

SaaS・クラウドサービスの需要5段階について

 近年主流となっているクラウド・SaaS型サービスを構成する要素を、マズローの欲求5段階説になぞらえて説明されるケースがあります。

マズローの欲求5段階説とは
 人間の欲求は、5段階のピラミッドのような階層的なレベルとして構成されているとする心理学における動機づけの理論です。より高い欲求を満たすには、下位階層の欲求を先に満たす必要があるとされ、 階層は下から、生理的、安全、愛と帰属、尊敬、自己実現に分けられます。

 クラウドサービスの需要5段階とは、この理論をクラウドサービスに当てはめ、下位の階層の要件を満たしていないと、上位の階層は実現できないという考え方です。提唱者ごとにそれぞれのパターンが存在しますが、選定という視点では下記の区分けが理にかなっていると感じました。

 一段階ずつ、メール配信システムを前提に、チェックすべきポイントを説明します。

インフラのニーズ

 そのメール配信システムが採用しているデータセンターやネットワークのセキュリティ性は高いでしょうか。自社のセキュリティ担当者にご確認いただくのも良いでしょう。

安全性のニーズ

 操作における権限の棲み分け、操作ログや管理画面の操作制限など、安全に運用できる環境や機能があるかを確認しましょう。メール配信システムにおいては厳格な利用規約で運用されているかも重要です。

 また当社のようなサービス提供元が、プライバシーマークやISMSといった規格を保有しているかも大きなポイントです。

実績のニーズ

 どういった企業が利用しているか、継続率はどのくらいか、第三者機関からの表彰実績はあるかなどが該当します。例えば当社であれば、継続率99%、ASPICクラウドアワード4年連続受賞、成長率1位などが該当します。

評価のニーズ

 知人、もしくは比較サイトやサービスサイトで実際のユーザーの声を調査する、またグーグルでサービス名・社名+”評判”と検索すれば、どういった評価をされているかを判断できます。

自社のニーズ

 これまでの四段階を問題ないとご判断されれば、必要な機能があるかを確認します。無料トライアルやデモンストレーションで、実際にご自身やオペレーションご担当者様が操作しながらチェックされることをお勧めします。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。メール配信システムを正しく活用すれば多くのメリットを得ることができ、高い費用対効果を実感できます。そのためには「何がしたいか」を定義するとともに、セキュリティ性や実績とともに選定されることをお勧めします。

 当社のメール配信システム『WiLL Mail』は、今回ご紹介した要素を全て網羅しています。無料で試せるトライアルアカウントもご用意していますので、ご興味があれば是非ご相談ください。

著者
WiLL Cloud マーケティングチーム

ウェブマーケティングに関する情報をお届けするブログです。皆様に役に立つ情報、アップデート、イベントなど、様々なことを発信します。

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