ウェブマーケティングを成功させるための9つの方法

 近年、ビジネスを成長させるためには、ウェブ上でマーケティング活動を行うことが重要であることは間違いありません。適切にウェブマーケティングを実施すれば、より多くの顧客を獲得し、売上を増加させ、ビジネスの持続的な成長を実現することができるでしょう。

 本記事では、ウェブマーケティングとは何か、そしてウェブマーケティングを成功させるための9つの方法をご紹介します。

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ウェブマーケティングとは何か?

 ウェブマーケティングとは、WebサイトやWebサービスを使って行うマーケティング活動のことです。主に、Webサイト、検索エンジン最適化、広告、ソーシャルメディア、ブログ、動画、メールマーケティングなどを活用したものです。

 従来からある新聞、ラジオ、テレビ、ダイレクトメールなどを使ったマーケティング手法に比べ、ウェブマーケティングは、大幅にコストを削減することができます。

 また、オンライン上では、顧客の統計、行動、好みなどのデータを追跡・保存・分析することができるため、顧客のターゲットを絞り、求める商品やサービスを予測し、適切なタイミングで提案を行うことが容易になりました。

 世界中の人たちがインターネットを利用している今、ウェブマーケティングは、自社の商品やサービスに興味を持っている人たちを探し出し、アプローチするための最も費用対効果の高い方法だと言えます。

ウェブマーケティングを成功させるための9つの方法

 ウェブマーケティングには、様々な方法や戦略がありますが、今回は、まずはじめに取り組んでいただきたい9つの方法をご紹介します。

1. 競合他社を調査する

 具体的にウェブマーケティングの施策を始める前に、まずは競合他社の分析を行いましょう。競合他社が何をしているのかを知ることはとても重要です。

 ウェブマーケティングを成功させるためには、競合他社よりも優位に立つ必要があります。自社と競合他社のそれぞれが行っていること、行っていないことを把握しましょう。差を付けられている部分があれば穴埋めをしつつ、何か差別化できる要素がないかを検討します。

 競合他社が行なっていない何かを見つけ、差別化をすることができれば、ウェブ上で目立つことができます。その結果として、Webサイトにも多くのアクセスが集まることになるでしょう。

 また、競合他社の調査を行うことにより、ウェブマーケティング戦略として、何から手を付けるべきかの優先順位を決める指針にもなります。闇雲に手を付けるよりもはるかに効率的です。

2. SEO対策を継続的に行う

 SEO対策とは、Googleやその他の検索エンジンで、関連するキーワードで検索した場合に、自社のWebサイトを上位に表示させるための技術です。言い換えると、Webサイトを見つけてもらい易くする方法です。

 SEO対策を行うプロセスは大きく3つに分けられます。

  • 1つ目は、自社のビジネス、商品、サービスに関心のある人たちが、どんなキーワードで検索しているのかを調査すること。
  • 2つ目は、検索エンジンからWebページを訪れたユーザーにとって、役に立つ、問題を解決する、質問に答える、価値のあるコンテンツを準備すること。
  • 3つ目は、他のWebサイト、ブログ、SNSなどから、質の高いリンクを集めること。

 そして、SEO対策はこのプロセスを継続的に時間を掛けて行わなければなりません。一度検索エンジンの上位に表示されたからといって、安心はできません。すぐに順位は変動してしまいます。

 SEO対策は、すぐに成果が出るわけでありません。長期的な計画を立て、地道にSEO対策を積み重ねることで、徐々に検索エンジンの表示順位を押し上げ、アクセス増加につなげることができるでしょう。

3. モバイルフレンドリーなサイトを作る

 総務省の情報通信白書によれば、2020年のインターネット利用率(個人)は83.4%となっており、端末別の利用率は、スマートフォンが68.3%、パソコンが50.4%で、スマートフォンがパソコンを上回っています。

2020年のインターネット利用率(個人)

引用元:soumu.go.jp / n4200000.pdf

 2019年と比較すると、スマートフォン利用率が増加しているのに対し、パソコン利用率は変動していません。今後もスマートフォン利用率は増加することが予測されます。つまり、Webサイトは、モバイル端末で見やすい作りになっていることが非常に重要になります。

 Webサイトでモバイルユーザーを満足させるためには、Webサイトをモバイルフレンドリーにする必要があります。Webサイトにレスポンシブデザインを採用し、GoogleのPageSpeed Insightsを使って、モバイルでのページ表示速度も注意を払ってください。

 また、モバイルフレンドリーなサイトであるか否かは、検索エンジンでの表示順位にも影響するため、SEOの観点から見てもとても重要なポイントです。

4. デザインにこだわる

 マーケティング戦略としてデザインが意識されることはあまりありませんが、ウェブマーケティングを成功させるためには、デザインも重要な役割を果たしています。

 なぜなら、Webサイト、広告、ランディングページ、SNS、メールマガジンなどに使用する画像などのデザインは、ユーザーの好奇心やページの閲覧時間に大きな影響を与えるからです。どれだけ時間を掛けたマーケティング戦略でも、優れたデザインがなければ、多くのユーザーに興味を持ってもらうことはできません。

 企業やブランドのデザインのトーンを遵守しつつ、ユーザーの興味を惹きつけるような、最新で美しいデザインを採用しましょう。Webデザイナーに依頼する場合は、デザインの概要と目的、どんなイメージに仕上げたいかを共有しながら、デザインを作り込んでいきます。

5. ブログ記事を作成する

 Googleアナリティクスや、SEOのツールを使えば、自社の商品やサービスに興味を持っているユーザーがどんなキーワードで検索をしているかを調査することができます。キーワードには、ユーザーのニーズや、困っている問題点などが反映されているはずです。

 この調査結果をもとに、それぞれのキーワードに関するブログ記事を作成しましょう。ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供することができれば、ユーザーとのつながりや信頼を深めることができます。

 また、ブログ記事が検索エンジンに上位表示されれば、Webサイトへのアクセス数が急増する可能性もあります。良質なブログ記事をコンスタントと作成してください。とても効果的なSEO対策になります。

 ブログは、企業のブランド認知を広め、ユーザーとの持続的な関係を築くための貴重なツールです。まだブログを運営していない場合は、ブログを始めることを検討してみてください。

6. Webサイトをソーシャルメディア用に最適化する

 企業のソーシャルメディアアカウントを運営する、ソーシャルメディアマーケティングとは別の施策として、Webサイトやブログ記事をソーシャルメディアで共有してもらうために、Webサイト上に、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどのソーシャルメディア共有アイコンを表示させましょう。

 さらに、ソーシャルメディア上で共有された際に表示される、サイト名、画像、記事タイトル、説明文などのOGP設定もあわせて行っておけば、さらに共有・拡散されやすくなります。

 どのソーシャルメディアの共有アイコンを設置するべきかについては、自社のビジネスや潜在的な顧客が多いと思われるソーシャルメディアの共有アイコンを設置しましょう。例えば、B to B向けのビジネスであれば、FacebookやInstagram、B to C向けであれば、一般消費者の利用率が高いTwitterやLINEなどのアイコンも追加すると良いでしょう。

 ユーザーがソーシャルメディアで共有しやすいように、Webサイトを最適化しておくことで、ソーシャルメディア経由の流入を増やすことができます。ただし、これは前章で解説した「ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供できていること」が前提となります。共有ボタンを設置しただけでは効果は期待できないので注意してください。

7. 広告を使ってみる

 ここまでに紹介した検索エンジンやソーシャルメディアから流入を増やす方法は、結果が出るまでに時間が掛かります。より早く結果を出したいのあれば、有料の広告を使ってみましょう。

 Google広告やYahoo広告など、検索エンジンの検索キーワードにもとづいて広告を表示する検索広告や、Facebook、Imstagramなどのソーシャルメディア広告を使用すれば、ターゲットを絞ったユーザーのアクセスを素早く獲得し、コンバージョンにつなげることができます。

 どちらの広告も即効性があり効果的ですが、はじめから全ての広告予算を投入しないように注意しましょう。いくらコンバージョンをしてもROI(投資収益率)の低い、またはマイナスの広告に多額の広告費を費やしても意味がありません。低予算でスタートし、収益性の高い広告になるように最適化していきましょう。

 広告からより多くのコンバージョンを獲得したいのであれば、広告の内容と、広告のリンク先となるランディングページの整合性が合っていることも大切です。広告とランディングページの内容を一致させた上で、ユーザーの興味を惹く魅力的なランディングページを用意することが重要です。

8. メールマーケティングを活用する

 メールマーケティングは、ROI(投資収益率)が非常に高く、最も効果的なウェブマーケティング戦略のひとつです。上手くメールマーケティングを活用している企業は、ビジネスを継続的に成長させていくことができます。

 メールマーケティングは、企業が顧客に直接アプローチすることができる貴重なツールです。顧客一人ひとりのニーズに合わせて、セグメント&パーソナライズされたメールを送信しましょう。

 また、Webサイトを訪れたユーザーのメールアドレスを集め、質の高いメール配信リストを集めることも、ウェブマーケティングの目標のひとつです。適切にメールアドレスを集める方法については、以下の記事を参考にしてください。

 そして、メールマーケティングを最大限に活用するために、HTMLメールを使って、魅力的な写真やCTAボタンを含めたメールを作成しましょう。HTMLメールでは誰がいつクリックしたかを追跡することができます。表現力に優れたHTMLメールは、テキストメールに比べて、多くのクリック数とコンバージョン数の獲得が期待できます。

 また、メール送信の自動化、ステップメール、カゴ落ちメール、レコメンドメールなどのメール配信機能を組み合わせることで、メールマーケティングの可能性はさらに広がります。HTMLメールの作成方法については、以下の記事を参考にしてください。

 最も効率的にメールマーケティングを始める方法は、適切なメール配信システムを利用することです。メールアドレスの収集フォーム、セグメント&パーソナライズ、HTMLメールの配信、分析機能、メール送信の自動化、高いセキュリティ環境など、必要な機能が揃った信頼のできるメール配信システムを選ぶようにしましょう。

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9. Googleアナリティクスで分析する

 Webサイトの分析なくして、ウェブマーケティングの成功はありません。ウェブマーケティングの世界では、あらゆることがデータとして計測され、分析することが可能です。適切な分析ツールを導入することが重要です。

 ほとんど場合、Googleアナリティクスを使用すれば、必要なデータを集計・分析することができます。WebサイトにGoogleアナリティクスをインストールし、データが正しく計測されていることを確認しましょう。

 Googleアナリティクスは、Webサイトに関する様々なデータを計測していますが、ウェブマーケティングで最も一般的な目標となるのは、「アクセスの獲得」と「コンバージョンの獲得」に関するデータです。簡単に言うと、どのページが人気で、どのページが成果につながっているかと言うことです。

 まずは、アクセスとコンバージョンに関するデータを、Googleアナリティクスで分析し、正しい判断ができる分析力を磨く必要があります。正しい判断とは、分析結果から次に行うべき戦略を導き出すことです。

 例えば、Googleアナリティクスで、ある特定テーマを題材にしたブログ記事が多くのアクセスとコンバージョンを獲得していることが判明した場合、そのテーマに関連する既存ページの編集と、新規ページの作成に注力するというマーケティング戦略を導き出すことができます。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した9つの方法は、すぐに成果が出るものは少ないかもしれませんが、ウェブマーケティングを成功させるには、ひとつずつ確実に実行することが一番の近道です。

 一度、自社のウェブマーケティング戦略を見直して、まだ実行できていないことや、もっと注力すべき点がないかを確認してみてください。

ウェブマーケティングを成功させるための9つの方法
1. 競合他社を調査する
2. SEO対策を継続的に行う
3. モバイルフレンドリーなサイトを作る
4. デザインにこだわる
5. ブログ記事を作成する
6. Webサイトをソーシャルメディア用に最適化する
7. 広告を使ってみる
8. メールマーケティングを活用する
9. Googleアナリティクスで分析する

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