メール配信ツールとは?機能・メリット・失敗しない選び方まで徹底解説

メール配信ツールとは?機能・メリット・失敗しない選び方まで徹底解説

 「どのメール配信ツールが自社に合っているのかわからない…」これは、多くのメールマーケティング担当者が一度は直面する悩みです。市場には数多くの配信ツールが存在し、機能や料金体系もさまざま。違いがわかりにくく、「どれを選ぶべきか?」と迷ってしまう方は少なくありません。

 十分に比較検討しないまま導入してしまうと、使い始めてから「やりたかった施策が実現できない」「作業に時間がかかりすぎる」「費用対効果が悪い」といった問題が発生することもあります。こうした状況が続くと、メールマーケティング全体の成果に悪影響を及ぼしかねません。

 そこで本記事では、メール配信ツールの基本機能や導入によるメリット、そして失敗しない選び方のポイントをわかりやすく解説します。

 これから新規導入を検討している方はもちろん、既存ツールからの乗り換えを検討している方にも役立つ内容になっています。最後までお読みいただき、最適なツール選びのヒントにしてください。

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なぜ今メール配信ツールが注目されているのか

 SNSやチャットなど、さまざまなコミュニケーション手段が登場した今でも、メールは確実に情報を届けられるチャネルとして、多くの企業で活用されています。

 特に近年では、より高い成果を得るための方法として、顧客ごとにパーソナライズされた配信、顧客行動をトリガーにしたメールの自動化、スマートフォン表示に最適化されたHTMLメールなどの需要が高まっています。

 しかし、こうした施策をすべて手作業で運用するのは非効率で、設定ミスや送信エラーなどのトラブルが発生しやすいのが実情です。こうした背景から、配信業務を効率化しつつ、配信精度も高められる専用ツールの導入を検討する企業が増えています。

 さらに現在のメール配信では、個人情報保護やセキュリティ対策、迷惑メール対策、外部システム連携といった高度な要件にも対応しなければなりません。そのため、効率化とリスク管理を両立できる専用ツールの重要性がより一層高まっています。

 いまやメール配信ツールは、単なる「メール送信ソフト」ではなく、企業のマーケティング戦略を支える中核システムとして欠かせない存在になっているのです。

メール配信ツールとは何か

 まずはメール配信ツールがどんな仕組みで、手動配信と何が違うのか、そして導入することでどんな課題が解決できるのかを整理していきましょう。

配信ツールの定義

 メール配信ツールとは、企業や団体が顧客やユーザーに向けて、大量のメールを効率的かつ安全に配信するためのシステムを指します。

 配信・作成・分析・セキュリティなど、メール運用に必要な機能を一元的に管理できる点が特徴であり、単なる一斉送信ツールではなく、メールマーケティングの成果を最大化するためのプラットフォームとして位置づけられます。

 ※一般的には「メールを送るためのあらゆるツール」を指しますが、本記事では、ビジネス利用を前提に設計された専用のメール配信システムを対象とします。

手動配信との違い

 顧客向けにOutlookやGmailなどのメールクライアントから手動でメール配信を行うこともできますが、その場合、以下のような課題があります。

  • 誤送信や情報漏洩のリスクが高い
  • 大量配信時に迷惑メール判定を受けやすい
  • 開封率やクリック率などの効果測定ができない
  • 配信リストの管理や更新が煩雑になる
  • セグメント分けも手作業で行う必要がある

 一方、メール配信ツールには、これらの課題をすべて解消できる環境が整っています。その結果、担当者の負担を大幅に軽減しつつ、メール施策の精度や成果も向上させることが可能です。

メール配信ツールで解決できる課題

 前章で挙げた手動配信の課題は、メール配信ツールの導入によって一つひとつ解消することができます。ここでは、特に代表的な5つのポイントを紹介します。

1. 作業工数の削減
スケジュール配信、メールの自動化、HTMLメール作成エディタ、テンプレート利用など、担当者の作業負担を大幅に軽減できます。

2. 配信精度の向上
属性や行動データに基づくセグメント配信によって、ターゲットごとに最適なメッセージを出し分けることができ、反応率を向上が期待できます。

3. 配信結果の可視化・改善
開封率、クリック率、CV率、ヒートマップなどの配信結果を確認でき、PDCAサイクルを回して施策改善が可能です。

4. 配信エラーの管理
配信エラーの分析・管理機能により、配信リストの品質を保ち、安定したメール到達率を維持できます。

5. セキュリティの向上
誤送信や情報漏洩といった重大なリスクを防ぐための機能が備わっており、セキュアな環境で安全な運用が可能です。

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メール配信ツールの主な機能

 メール配信ツールには、さまざまな機能が搭載されていますが、ツール選びで重要なのは「自社にとって必須の機能は何か」を正しく見極めることです。

 ここでは、代表的な機能をカテゴリー別に整理して、それぞれの役割やメリットを紹介します。

メール配信機能

 メール配信機能は、配信の精度と効率化を左右する中核的な機能です。顧客属性や行動データに基づくセグメント配信や、ステップメールなどによる自動配信機能により、業務負担を軽減しながら効果的なメール運用を実現します。

◎代表的な機能

機能 説明
セグメント配信・パーソナライズ 顧客の属性や購入履歴、行動データを基に配信リストをセグメント分けし、顧客ごとに最適な内容のメールを送信できます。
メールの自動化 購入、問い合わせ、資料請求などの顧客行動をトリガーに、メールを自動送信できます。事前にシナリオを設計することで、顧客へのフォローアップや再訴求を自動化できます。
配信スケジュール設定 指定した日時に配信予約ができます。多くのツールはカレンダー形式で管理でき、配信間隔や曜日ごとの反応の傾向を把握しやすくなります。
マルチパート配信 HTMLとテキストメールを同時に1つのメールとして送信し、受信者の環境に応じて適切な形式のメールを表示させることができます。迷惑メール判定を受けにくくする効果にもつながります。
テストメール配信 本配信前にテストメールを送信し、内容やデザインに不備がないかを確認できます。ツールによっては、承認者(上長や管理者)が内容を確認して承認するまで本送信ができない承認機能を備えており、安全な運用を支援します。

 これらの機能を活用することで、手作業では難しい精度の高いターゲティングや自動化による効率化が可能になります。

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メール作成機能

 メール作成機能は、誰でも簡単にメールを作成できるように設計された機能が揃っています。専用エディタやテンプレートを活用することで、デザイン性の高いメールをスピーディに作成でき、作業時間を大幅に短縮できます。

◎代表的な機能

機能 説明
HTMLメール作成エディタ 専門的な知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、HTMLメールを作成できます。レイアウト調整やデザイン変更も簡単に行えます。
レスポンシブデザイン 受信端末の画面サイズに応じて、HTMLメールのレイアウトを自動で最適化できます。PCとスマートフォンで別々にメールを作成する手間がなくなります。
メールテンプレート あらかじめ整ったレイアウトのHTMLメールテンプレートが複数用意されています。カスタマイズしたレイアウトをテンプレート登録し、チームで共有・再利用できます。
メールコピー機能 過去に配信したメール全体をコピーしたり、よく使うコンテンツ(バナーや商品情報)をブロック単位でコピーして、効率的に新しいメールを作成できます。
バックナンバー機能 配信が完了したメールは自動的にブラウザ表示用のバックナンバーページとして保存され、Webコンテンツとしても活用できます。

 これらの機能を活用することで、メール作成のスピードが飛躍的に向上し、キャンペーン企画や戦略策定など、より重要な業務に時間を割けるようになります。

メール分析機能

 メール分析機能は、配信結果をデータとして可視化し、次回以降の改善施策に活かすための重要な機能です。グラフを使った見やすい分析画面で、成果や課題を直感的に把握できます。

◎代表的な機能

機能 説明
開封率 送信メールの開封の有無を把握できます。件名や配信タイミングなど、開封率に影響する要素の改善に活かせます。
クリック率 メール内のリンクのクリック状況を把握できます。メールコンテンツがユーザーの興味関心に合っていたか、CTAボタンやリンクの配置やデザインが適切だったかを分析し、より効果的な導線の設計に活用できます。
コンバージョン率 メール経由の購入や申し込みなど、メールキャンペーンの最終的な成果を数値として把握できます。売上や申し込み件数など、実際のビジネス成果とメール施策の効果を紐付けて評価できます。
配信エラー 送信メールのエラー件数や原因を特定できます。配信エラーはリストの品質やメール到達率に影響するため、継続的なチェックが重要です。
ヒートマップ表示 HTMLメール内のどのリンクやボタンがクリックされているかを、ヒートマップで視覚的に把握できます。レイアウトやデザインの改善に活かせます。
Googleアナリティクス連携 メール経由のユーザーの行動をGoogleアナリティクス上に引き継いで分析できます。メールの成果は、遷移先のWebサイトの内容も含めて最適化する必要があるため、この連携機能は非常に重要です。

 メールを配信したまま放置していると、継続的に成果を上げることが難しくなります。分析データに基づいてPDCAサイクルを回すことで、配信精度と成果を継続的に高められます。

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セキュリティ機能

 セキュリティ機能は、メール配信の安全性と顧客情報を守るための欠かせない機能です。サイバー攻撃や迷惑メールなどのリスクが高まる中、システム面で防げるリスクはできるだけ最小限に抑えることが重要です。

◎代表的な機能

機能 説明
送信ドメイン認証 SPFやDKIMなどの送信ドメイン認証に対応しています。レコード情報の発行や設定状況のチェック機能を備えており、正規の送信元であることを証明できます。
管理者権限設定 データベースやメール編集などの操作権限をオペレーターごとに設定し、情報漏洩や誤配信を防ぎます。
IPアドレス制限 管理画面へのアクセスを特定のIPアドレスからのみに制限することで、第三者による不正アクセスを防ぎます。
SSL暗号化通信 メールの送信時の通信データをSSLで暗号化し、外部からの盗聴や改ざんを防ぎます。
2要素認証 管理画面へのログイン時に、通常のパスワードに加えて認証コードで確認を行うことで、第三者による不正アクセスを防ぎます。

 これらのセキュリティ機能を導入することで、情報漏洩やウィルス拡散など、企業にとって致命的となり得るリスクを大幅に抑えられます。結果として企業の信頼性を保ちながら、安全かつ安定したメール運用が可能になります。

その他の機能

 上記以外にも、ツールによっては業務の効率化や拡張性を支援するためのさまざまな機能が提供されています。自社の運用体制や既存システムに合わせて、必要な機能を導入することで、より柔軟かつ効果的なメール運用が可能になります。

◎代表的な機能

機能 説明
読者登録・配信停止 フォームやリンクからユーザー自身がメールの読者登録や解除を行える仕組みです。変更内容は配信リストに自動で反映され、リストの健全性と法令遵守の維持に役立ちます。
顧客データDB管理 メール配信用のデータベースを作成し、顧客情報の登録・管理を行うことができ、より高度なセグメント配信や健全な配信リストの運用を実現できます。
外部連携(API) CRMやECサイトなど他のシステムとデータ連携を行うための仕組みです。データの登録・更新・削除といった作業を自動化することで、運用の効率化につながります。
独自ドメイン メール内の各リンクURLを自社のドメインに置き換えることができます。独自ドメインを設定することで、受信者に安心感を与えるとともに、迷惑メール判定のリスクを軽減できます。

※通常、メール内のリンクはクリック数を計測するために、一旦配信ツールのドメインを経由してから目的のページに転送されます。特にテキストメールの場合はリンクURLがそのまま表示されるため、受信者にとっては自社ドメインの方が安心してクリックできます。

 上記以外にも、メール配信ツールには多くの機能が搭載されています。しかし、機能が多ければ多いほど良いというわけではありません。自社の目的に合った機能を見極めて、最適なツールを選ぶことが大切です。

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メール配信ツールを導入すべき理由

 ここでは、企業が実際にメール配信ツールを導入することで、どのような成果やメリットが得られるのかを詳しく見ていきましょう。

業務効率化・コスト削減

 メール配信ツールを導入する大きなメリットのひとつは、担当者の作業負担を大幅に軽減できることです。多くの担当者が他の業務と並行してメール配信を行っているため、効率化の効果は非常に大きくなります。

 スケジュール配信やメールの自動化、HTMLエディタやテンプレートの活用、配信リストの一元管理などにより、手作業による準備時間を大幅に削減できます。その結果、業務効率の向上と誤配信などのリスク低減が期待できます。

成果改善

 メールを配信しても思うような成果が得られないと、「やる意味があるのか」「あんなに時間掛けたのに…」と感じてしまう方も多いでしょう。

 メール配信ツールの機能を活用すれば、顧客の属性や行動データに基づいて、顧客ごとに関連性の高いコンテンツを最適なタイミングで届けることができます。これにより、開封率・クリック率・CV率といった成果指標の改善が期待できます。

 さらに、配信結果レポートを分析して施策を継続的に改善していくことで、メール配信の成果を着実に高めるためのノウハウが蓄積されていきます。

顧客育成・ブランド強化

 メールは単に情報を届けるだけでなく、顧客との信頼関係を築き、長期的な関係を構築するための重要な接点になります。

 セールスメールだけでなく、顧客にとって有益な情報を定期的に届けるメルマガや、購入後のフォローアップメールなどを通じて、顧客の信頼を着実に高めていくことができます。

 また、企業やブランドのイメージに合わせた統一感のあるメールデザインを維持することで、ブランドの世界観を伝え、リピーターやファンの獲得にもつながります。

費用対効果の改善

 SNSや広告のように、外部プラットフォームに依存する施策は、仕様変更や広告費の高騰といった影響を受けやすく、継続的に成果を出すためには多くのコストがかかります。一方でメールは、自社が保有する顧客データを直接活用できるため、安定した運用が可能です。

 メール配信ツールを活用すれば、限られたリソースでも効率的に見込み客にアプローチができ、費用対効果(ROI)の高いマーケティングチャネルとして運用できます。

 さらに、配信・分析・改善のサイクルを継続的に回すことで、成果の最大化と費用対効果のさらなる向上が期待できます。

導入後に得られる効果・事例紹介

 実際にメール配信ツールを導入した企業では、「作業時間が半分に減った」「開封率40%・クリック率15%に改善した」など、具体的な成果が報告されています。

◎メール配信ツール「WiLL Mail」を導入したお客様の声

花キューピット株式会社 ご担当者様

実際にメルマガを作成する部分はほぼ半分になり、その分を考えることに使えるようになりました。ミスが圧倒的に減ったことも大きなプラスですね。

あまり説明を受けなくても1~2週間使っているうちにほぼすべての操作を覚えられたというのもポイントでした。ほかの人がメルマガを担当するようになった場合の引き継ぎがすごく楽そうだなと。

WiLL Mailに切り替えたことによって開封率で結構な差が付きました。

※株式会社ユニラボ『発注”生”体験記 制作工数を50%削減し、開封率は向上 花キューピットのメルマガ配信システム切替』より抜粋

 このように、メール配信ツールの導入によって、業務効率の向上と成果改善の両方を実現している企業が増えています。

 こうした成果は特別なケースではなく、日々のメール運用の見直しや工夫によって、どの企業でも実現できる可能性があります。配信業務を行う中で「もっと良くできるのでは?」と感じることがあれば、それこそが改善への第一歩です。

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失敗しないメール配信ツールの選び方 ― 7つのポイント

 メール配信ツールの導入を検討する際に、「どんな基準で比較・検討すればよいのか」と迷う担当者は少なくありません。機能や料金だけを見比べても、本当に自社に合ったツールを見極めるのは難しいものです。

 また、「他社が使っているから」「知り合いに勧められたから」といった理由だけで選んでしまうと、導入後に「使いたい機能がなかった」「複雑すぎて使いこなせない」といった失敗につながることもあります。

 ここでは、こうした失敗を防ぐために、メール配信ツールを選ぶ際に押さえておきたい重要な7つのポイントを紹介します。

1. 導入目的の明確化

 まずは、メール配信ツールを導入する目的を明確にすることが重要です。たとえば、「業務効率を上げたい」「見込み客を育成したい」「セキュリティリスクを下げたい」など、目的を明確にすることで、ツール選定時に重視すべき機能が見えてきます。

 目的が曖昧なままだと、「高機能だけど使いこなせない」「必要な機能が実装されていない」といったミスマッチが起こりやすくなります。導入目的をはっきりさせることは、自社に最適なツールを選ぶための第一歩です。

2. 必須機能の洗い出し

 導入目的が決まったら、それを実現するために「必ず必要になる機能」を整理しましょう。導入目的の裏側にある自社の課題に目を向け、それを解決するために必要な機能をリストアップしていきましょう。

 たとえば、以下のような視点で整理すると、比較・検討がしやすくなります。

導入目的 現状の課題例 必要な機能例
業務効率を上げたい HTMLメールの作成に時間がかかっている エディタ機能、テンプレート機能
メールの遅延や不達が多い 配信速度性能、迷惑メール対策機能
一人で運用しているので手が足りない メールの自動化機能、スケジュール配信機能
配信リストの管理・更新ができていない リスト管理機能、エラーメール処理機能
見込み客を育成したい 同じ内容の一斉配信しかしていない セグメント配信機能、パーソナライズ機能
顧客育成のステップが設計できていない ステップメール機能、読者登録機能
自社のCRMと連携できていない 外部連携機能(API連携など)
セキュリティリスクを下げたい 顧客情報の漏洩が不安 SPF/DKIM対応、IPアドレス制限、権限設定など

 このように、自社の課題と照らし合わせながら、必要な機能を明確にしていくことがポイントです。

3. 料金・課金体系

 メール配信ツールの料金体系は、「配信通数課金」「登録アドレス数課金」「月額定額型」など、ツールによってさまざまです。自社が保有しているメールアドレス数や月間配信数、将来的なアドレス増加の見込みなどを踏まえて、最適な課金方式を選びましょう。

 また、月額料金だけでなく、初期費用・オプション費用・外注費用などを含めた総コストも事前に確認しておくことが重要です。

 「安いけど機能が足りない」「機能は充実しているが高すぎる」といった偏りを避けながら、実装機能やサポート体制とのバランスをしっかり比較し、コストと機能の両面で納得できるツールの選定を行いましょう。

4. 拡張性・連携性

 メール配信ツールは、導入当初の目的だけでなく、今後の配信数の増加やマーケティング施策の多様化にも対応できるかどうかも考慮しておくことが重要です。

 たとえば、最初は定期的なメルマガの一斉配信だけを想定していても、運用が進むに連れてセグメント配信やステップメール配信など、より高度な活用が求められる場面が増えていきます。

 また、CRMやECサイトなど、自社の既存システムとのデータ連携に対応しているかも事前に確認しておきましょう。将来的に「外部システムと連携したい」と思っても、導入後に「実は対応していなかった」と分かれば、再度ツールの乗り換えを検討しなければなりません。

 このように、運用拡大に柔軟に対応できる拡張性の高さと、外部システムとの連携性の高さを兼ね備えたツールを選ぶことが、長期的な運用のしやすさにつながります。

5. セキュリティ・法令対応

 メール配信は顧客情報を扱うため、セキュリティ対策は最優先で確認すべき項目です。安全な運用を行うためには、以下のようなポイントをチェックしておきましょう。

  • 送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)への対応
  • 管理者権限の設定機能
  • SSL暗号化通信の対応
  • アクセス制限(IP制限・2要素認証など)
  • 個人情報保護法への対応(データ保管場所、Pマーク/ISMS認証取得など)

 万が一、情報漏洩などが発生すれば、企業の信頼を失う重大なリスクにつながります。自社が求めるセキュリティ基準を満たしているか、導入前に必ず確認しておきましょう。

6. サポート・導入支援

 ツールの導入時や導入後に、十分なサポートが受けられるかどうかも重要なポイントです。

 特にメール配信の経験が浅い担当者であれば、導入時の初期設定サポートがあるか、マニュアルやFAQが整備されているかを確認しておくことが大切です。

 また、サポート対応時間や連絡方法(電話・メール・チャットなど)についても、導入前に確認しておくと安心です。

7. 無料トライアルで実際に試す

 配信ツールの候補を絞ったら、必ず無料トライアルで実際にツールを使ってみることが大切です。

 Webサイトの説明やカタログ資料だけでは、管理画面やエディタの操作性、レポート画面の見やすさまでは分かりません。

 実際に操作してみることで、自社の運用体制に合うか、チーム全員が無理なく扱えそうかを確認できます。

 また、無料トライアルはツールの使いやすさだけでなく、サポート体制や運用のイメージを具体的に掴むための絶好の機会です。迷ったらまずは試してみましょう。

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導入前に知っておきたいQ&A

 メール配信ツールの導入を検討する際に、多くの方が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

Q1. 無料と有料の配信ツールは何が違うのでしょうか?

 一番の違いは、ビジネス利用や大規模配信を想定したシステム設計とセキュリティ基準を満たしているかどうかにあります。

 無料の配信ツールは手軽に使える反面、配信通数やアドレス登録件数に上限があり、メールの配信速度・到達率・セキュリティ対策が十分でないことが多くあります。メール本文に広告が入る場合もあります。

 一方、有料のメール配信ツールは、配信通数に応じた柔軟な料金プランを備え、大量のメールを確実に届けるための配信エンジンを備えています。さらに、セグメント配信・効果測定・セキュリティ機能など、企業のメールマーケティングを効率的かつ安全に運用するための環境が整っています。

 また、有料のツールは、契約時にしっかりとした審査が行われる場合も多く、企業として安心して運用できる点も特徴です。

Q2. 初心者でも使えますか?

 最近のメール配信ツールは、誰でも直感的に操作できるように設計されているため、初心者でも無理なく使い始めることができます。

 専門的な知識がなくてもHTMLメールが作成できるエディタやテンプレート機能、グラフで見やすく表示される配信結果レポート、カスタマーサポートや操作マニュアルの提供なども整っているため、初心者でも安心して導入・運用を行えます。

Q3. 購入したリストを使用しても大丈夫ですか?

 購入したリストへのメール配信は、絶対に行ってはいけません。未承諾のアドレスに対するメール送信は、法律や各配信ツールの利用規約に抵触する可能性があります。

 また、購入リストを使用した配信には、次のようなリスクがあります。

  • 迷惑メールとして判定されやすい
  • 受信者からの迷惑メール報告や苦情が発生しやすい
  • 開封率・クリック率・CV率が極めて低い
  • 送信ドメインやIPアドレスの評価が低下する
  • ブラックリストに登録される可能性が高い

 特に、共有IPを利用しているメール配信ツールでは、1社の不適切な配信が他の利用企業の到達率にも影響するため、メール配信サービス側でも購入リストへの配信を厳しく制限または禁止しています。

 このように、購入リストへの配信は、配信品質や到達率を著しく損なうだけでなく、企業の信頼を失う重大なリスクとなります。健全で効果的なメール配信を行うためには、自社で適切に収集・管理したリストの活用が不可欠です。

Q4. メールが届かない原因は何ですか?

 メールが届かない原因には、さまざまな要因が考えられます。主な原因としては以下のようなケースが考えられます。

  • 送信ドメイン認証が正しく設定されていない
  • 送信ドメイン・IPアドレスの評価が低い
  • 件名や本文が迷惑メール判定を受けやすい内容になっている
  • 配信リストに無効なアドレスが多く含まれている
  • 送信・受信側のメールサーバーで障害が発生している

 こうした状態を放置してしまうと、送信ドメインやIPアドレスの評価が低下し、ますますメールが届かなくなる恐れがあります。エラーメールの内容を確認し、原因を特定して適切に対処することが重要です。

まとめ

 最後までお読みいただきありがとうございます。

 ここまで、メール配信ツールの主な機能や選び方のポイントについて解説してきました。ツール選びのヒントは見つかりましたでしょうか。

 メール配信ツールの導入や見直しは、一見ハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、今回ご紹介したポイントを意識して比較・検討を進めていけば、きっと自社の目的や課題に合ったツールを見つけられるはずです。

 もし、今の運用や成果に少しでも課題を感じているなら、それはより良いメール配信へ踏み出すための絶好のタイミングかもしれません。

 「より効果的なメール配信を実現したい方」や「初心者でも安心して使えるツールを探している方」は、実績のあるメール配信システム『WiLL Mail』もぜひ参考にしてみてください。

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