2025最新版|メール配信システム徹底比較12選!新規導入・乗り換えに失敗しない選び方ガイド

 「メール配信システムを導入したいけど、どれを選べばいいのか分からない…」そんな悩みを抱えている企業担当者は少なくありません。市場には多くの選択肢があり、自社に最適なシステムを見つけることは決して簡単ではありません。

 十分な検討をせずに、「価格が安いから」「勧められたから」「大企業が使っているから」といった理由で選んでしまうと、思わぬ失敗を招くこともあります。例えば、「必要な機能が足りない」「使い勝手が悪い」などの問題が導入後に発覚するケースは珍しくありません。

 そこで本記事では、2025年最新版のおすすめメール配信システム12選を徹底比較し、さらに新規導入や乗り換えの際に失敗しないための7つの重要なチェックポイントについて詳しく解説します。

 メール配信システムの選定に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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メール配信システムとは

 メール配信システムは、顧客や見込み客に一斉送信メールを送ることができるツールです。メールマガジンやキャンペーン情報、重要なお知らせなど、大量のメールをまとめて送信することで、メール配信業務の大幅な効率化が期待できます。

 さらに、HTMLメール作成やスマートフォン表示対応、配信結果分析、セグメント配信、ステップメール配信、セキュリティ機能など、企業が効率的にメール配信を行うための機能が多数備わっています。

 メール配信システムは、大きく分けて、自社のサーバーで運用する「オンプレミス型」と、インターネット経由で利用する「クラウド型」の2つの提供形態があります。低コストですぐに始められるクラウド型が主流ですが、セキュリティやカスタマイズ性を重視する場合はオンプレミス型が選ばれることもあります。

2025年最新版|メール配信システム徹底比較12選

 それでは早速、おすすめメール配信システム12選をご紹介します。各サービスの特徴や強みを比較しながら、自社に最適なシステム選びの参考にしてください。

 選定時の課題や注目すべきポイントについては、記事の後半で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。

 ※掲載情報は各サービスの公式サイト等を基にしています。最新の詳細については、必ず各サービスの公式サイトをご確認ください。

1. WiLL Mail

WiLL Mail

 WiLL Mailは、初心者でも簡単に操作ができて、スマホ対応の本格的なHTMLメールを作成できるメール配信システムです。初期費用は0円で、配信数に応じて料金プランを柔軟に変更できるため、無駄なコストを抑えた導入が可能です。情報漏洩や迷惑メール判定を防ぐための高度なセキュリティ機能が多数搭載されており、安心して導入できる点もポイントです。

提供形態 クラウド型
料金目安 シンプルプラン:4,000円〜/月
プレミアムプラン:10,000円〜/月
※小・中・大規模配信に対応した通数課金プラン
初期費用 0円
トライアル 有り
導入実績 累計導入社数:2,600社以上
特徴 ・かんたん操作でスマホ対応のHTMLメールが作れる
・初期費用0円、通数課金プランでコストを最小限に抑えられる
・強固なセキュリティ機能で安心して導入できる
機能 WiLL Mailの機能一覧を確認する »

引用元:WiLL Mail 公式サイト

2. WEBCAS e-mail

WEBCAS e-mail

 WEBCAS e-mailは、大量のメールを高速配信できるため、特に大規模なメールキャンペーンに最適なメール配信システムです。既存のデータベースや外部システムと連携し、高度なセグメント配信やメールのパーソナライズにも対応できます。HTMLメール作成や配信結果がすぐに確認できる分析機能も備えており、メールマーケティングの効果を最大化できます。

提供形態 クラウド型/オンプレミス型
料金目安 ASP型:10,000円~/月
SaaS型:100,000円〜/月
導入型:240万円〜/ライセンス費用
初期費用 ASP型:30,000円~
SaaS型:200,000円〜
導入型:保守費用 別途
トライアル 有り
導入実績 10,000社以上
特徴 ・顧客との双方向コミュニケーションを実現できる
・既存システムやデータベースと柔軟に連携可能
・部署や作業内容に応じた柔軟な権限設定
機能 WEBCAS e-mailの機能一覧を確認する »

引用元:WEBCAS e-mail 公式サイト

3. Cuenote FC

Cuenote FC

 Cuenote FCは、高い到達率の高速・大量配信を得意とする大企業にも選ばれているメール配信システムです。シンプルで見やすい直感的なインターフェイスで、マニュアル要らずで、誰でも簡単に操作できる点が魅力です。導入前後のサポート体制も整っており、専任スタッフが電話やメールで丁寧に対応してくれるので安心して利用できます。

提供形態 クラウド型/オンプレミス型
料金目安 Premiumプラン:5,000円〜150,000円/月
専用ASPプラン:150,000円〜/月
オンプレミス:54,000円〜/月
初期費用 Premiumプラン:30,000円・50,000円
専用ASPプラン:200,000円〜
オンプレミス:3,250,000円〜
トライアル 有り
導入実績 システム契約数:2,400以上
特徴 ・国内トップクラスの配信実績(81億通/月)
・高いメール到達率を実現する独自開発の配信エンジン
・直感操作のHTMLエディター搭載
機能 Cuenote FCの機能一覧を確認する »

引用元:Cuenote FC 公式サイト

4. 配配メール

配配メール

 配配メールは、メール作成から配信、効果測定、改善までの、メール配信の一連のプロセスを効率的に行うための機能が揃っています。ドラッグ&ドロップでHTMLメールが作成できるエディタや分析機能を備えており、初心者でも簡単にメール配信が始められる点が魅力です。商談獲得支援に特化した「Bridgeプラン」も用意されており、BtoB企業の効率的な営業活動をサポートしてくれます。

提供形態 クラウド型
料金目安 非公開
初期費用 非公開
トライアル 有り
導入実績 10,000社以上
特徴 ・ドラッグ&ドロップでHTMLメールが作成できる
・配信結果をひと目で把握できる分析機能
・迷惑メール対策による高いメール到達率を実現
機能 配配メールの機能一覧を確認する »

引用元:配配メール 公式サイト

5. blastmail

blastmail

 blastmailは、初心者でも簡単に使えることを追求して設計されたメール配信システムです。HTMLメールエディタや効果測定ツールもシンプルで使いやすく、専門知識がなくてもすぐにメール配信を行うことができます。業界最安クラスの料金プランも魅力で、小規模から大規模配信まで、幅広いニーズに対応できます。

提供形態 クラウド型
料金目安 Light:4,000円/月
Standard:8,000円〜/月
Pro:30,000円〜/月
初期費用 Light:10,000円
Standard:10,000円
Pro:50,000円
トライアル 有り
導入実績 導入社数:24,000社以上
特徴 ・初めてでも安心のシンプルで使いやすいサービス設計
・専門知識不要な直感的HTMLエディタを搭載
・1クリックで成果を確認できる効果測定ツール搭載
機能 blastmailの機能一覧を確認する »

引用元:blastmail 公式サイト

6. Mail Publisher

Mail Publisher

 Mail Publisherは、CDPやMA、ECシステムなど外部システムとの連携に強みを持つメール配信システムです。大規模メール配信にも対応する高性能メール配信エンジンを搭載しており、高い配信速度と到達率を実現しています。手厚いサポート体制や強固なセキュリティ環境も備えていて、安心して導入できる点も魅力です。

提供形態 クラウド型
料金目安 非公開
初期費用 非公開
トライアル 有り
導入実績 非公開
月間配信数:80億通以上
特徴 ・国内トップクラスの高い配信速度と到達性を両立
・月間80億通を超えるメール配信実績
・システム間連携による高度なマーケティングを実現
機能 Mail Publisherの機能一覧を確認する »

引用元:Mail Publisher 公式サイト

7. アララメッセージ

アララメッセージ

 アララメッセージは、メール配信に必要な機能をバランスよく備えたメール配信システムです。高度なメール配信エンジンのチューニングにより、大量・高速配信に対応しながら高い到達率を実現しています。150種類以上のHTMLメールテンプレートにより、デザイン性の高いメールを簡単に作成することができる点も魅力です。

提供形態 クラウド型
料金目安 9,500円/月(月間配信数:50,000通)
12,000円/月(月間配信数:100,000通)
24,000円/月(月間配信数:300,000通)
・・・中略・・・
110,000円/月(月間配信数:2,500,000通)
初期費用 非公開
トライアル 有り
導入実績 非公開
特徴 ・独自の配信ロジックにより高速・高到達率を実現
・豊富なAPIで簡単にシステム連携
・シンプルな管理画面で簡単にHTMLメールを作成
機能 アララメッセージの機能一覧を確認する »

引用元:アララメッセージ 公式サイト

8. AutoBiz

AutoBiz

 AutoBizは、専任スタッフによる手厚いサポートが好評の初心者にも優しいメール配信システムです。低価格でありながら、メール配信に必要な機能や迷惑メール対策機能もしっかり備えており、安心して利用できます。メールとLINEの両方を使った配信ができる点も大きな特徴の一つです。

提供形態 クラウド型
料金目安 スーパーライト:1,980円/月
ライト:3,520円/月
スタンダード:5,990円/月
プロ:9,900円/月
ハイエンド:49,500円/月
初期費用 スーパーライト:1,1000円
ライト::1,1000円
スタンダード::1,1000円
プロ::1,1000円
ハイエンド:27,500円
トライアル 無し
導入実績 20,000社以上
特徴 ・困ったらすぐに電話で聞ける手厚いサポート
・メールとLINEの両方からアプローチが可能
・高機能かつリーズナブルな料金プラン
機能 AutoBizの機能一覧を確認する »

引用元:AutoBiz 公式サイト

9. オレンジメール

オレンジメール

 オレンジメールは、低価格で手軽に始められるため、小規模ビジネスや個人事業主にも人気のあるメール配信システムです。メール配信、読者管理、マーケティング、フォーム、セキュリティなど、メール配信の基本機能はしっかり備えています。サポート体制やサポートコンテンツも充実しているので、初めての導入でも安心して利用できます。

提供形態 クラウド型
料金目安 ビジネス版プラン2000:2,980円/月
ビジネス版プラン5000:4,980円/月
ビジネス版プラン10000:9,980円/月
エンタープライズ版:30,000円/月
初期費用 ビジネス版:12,800円
エンタープライズ版:30,000円
トライアル 有り
導入実績 お申し込みアカウント:80,000件以上
特徴 ・導入からわずか10分で配信可能
・分からないことはすぐ解決できるユーザーサポート
・半年間無料で使える無料版の提供有り
機能 オレンジメールの機能一覧を確認する »

引用元:オレンジメール 公式サイト

10. める配くん

める配くん

 める配くんは、低価格ながら豊富な機能を備えたコストパフォーマンスの高いメール配信システムです。直感的に操作できるHTMLエディタや、豊富なテンプレートが用意されており、簡単にHTMLメールを作成できます。充実したマニュアルとサポート体制も整っており、困ったことがあればすぐに相談できる安心感も魅力です。

提供形態 クラウド型
料金目安 ライト:1,980円/月
スタンダード:2,880円/月
エンタープライズ:25,000円〜/月
初期費用 ライト:8,000円
スタンダード:8,000円
エンタープライズ:30,000円
トライアル 有り
導入実績 2,000社以上
特徴 ・安心・安全なサービスの提供
・シンプルで使いやすくサポートも充実
・業界最安クラスでも充実した機能を提供
機能 める配くんの機能一覧を確認する »

引用元:める配くん 公式サイト

11. Benchmark

Benchmark

 Benchmarkは、使いやすいインターフェースと豊富なテンプレートが魅力のメール配信システムです。高機能エディタに加え、数百万点の画像素材や、AIによる自動デザイン機能も搭載されており、誰でも簡単にHTMLメールを作成することができます。海外発のサービスですが、ヘルプサイトやメールサポートは日本語にも対応しており、安心して利用できます。

提供形態 クラウド型
料金目安 1,964円/月(登録アドレス数:500件)
6,171円/月(登録アドレス数:1,000件)
7,013円/月(登録アドレス数:2,500件)
・・・中略・・・
114,070円/月(登録アドレス数:150,000件)
※料金は米ドルベースで設定されているため、日本円での支払い額は為替レートによって変動する可能性があります。
初期費用 0円
トライアル 有り
導入実績 非公開
特徴 ・50万社導入の最新メール配信システム
・AIによるメール自動生成機能を搭載
・豊富なメルマガテンプレート
機能 Benchmarkの機能一覧を確認する »

引用元:Benchmark 公式サイト

12. SendGrid

SendGrid

 SendGridは、高い配信性能と柔軟なAPI連携を備えた、エンジニアにも人気のメール配信システムです。HTMLエディタや分析機能に加えて、パーソナライズやA/Bテストなどのマーケティング機能も標準搭載されています。無料プランも用意されているため、まずは小規模なメール配信から試してみたい方にも適しています。

提供形態 クラウド型
料金目安 Essentials:3,000円・5,400円/月
Pro:14,000円〜165,000円/月
初期費用 0円
トライアル 有り
導入実績 非公開
月間配信数:1,000億通以上
特徴 ・メールの専門知識は不要
・高い処理性能と到達率
・ほぼすべての機能を利用できる無料プラン有り
機能 SendGridの機能一覧を確認する »

引用元:SendGrid 公式サイト

メール配信システムを導入するメリットとは

 企業がメール配信システムを導入する理由は多岐にわたりますが、主に次のようなメリットが期待されています。自社のニーズや課題と照らし合わせて、システム選定の参考にしてみてください。

低コストで費用対効果が高い

 メール配信システムは、他の広告手法に比べて低コストで始められ、高い費用対効果が期待できます。見込み客に直接アプローチできるため、無駄なコストを削減して、効果的なマーケティング活用を実施することができます。

HTMLメールを簡単に作成できる

 メール配信システムには、HTMLメールを簡単に作成できる専用エディタや、テンプレート機能が搭載されています。専門的な知識がなくても、短時間で本格的なHTMLメールを作成することができます。

大量メールを高速に送信できる

 メール配信システムは、大量のメールを短時間で一斉送信することができます。従来のメールソフトでは難しい大量メール送信も、専用に設計されたメール配信エンジンを使うことで瞬時に完了することができます。

セグメント&パーソナライズされたメール配信ができる

 メール配信システムは、保有するメールアドレスリストの中から配信対象者をセグメントして、パーソナライズされたメールを送信することができます。これにより、メールのクリック率やCV率を向上させることができます。

メール配信を自動化することができる

 メール配信システムには、ステップメールなどメールを自動で送信する機能が搭載されています。今まで手動で送っていたメールを自動化することで、業務の効率化やコスト削減を実現することができます。メールを送り忘れるリスクも低減します。

メール配信の効果測定ができる

 メール配信システムには、配信結果を詳細に分析する機能が搭載されています。開封率やクリック率、CV率などを確認することで、次回以降のメールの内容をより効果的に改善するためのデータを得ることができます。

セキュリティに配慮したメール配信ができる

 メール配信システムには、データ暗号化や個人情報保護、迷惑メール対策など、セキュリティに配慮したメールを送信するための機能が多数搭載されています。不正アクセス、情報漏洩、メール盗聴・改ざん、ブラックリスト登録、メール不達など、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

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メール配信システムの新規導入・乗り換え時の課題とは?

 次に、メール配信システムの導入を検討する際に、企業が直面しやすい課題について整理しておきましょう。これらの課題を事前に把握して、適切に対処することで、システム選定をスムーズに進めることができます。

新規導入時の課題

 初めてメール配信システムを導入する際には、次の課題に注意が必要です。

課題 内容
必須要件が不明確 自社にとってどんな機能やサポートが必須なのか、優先すべき要件を明確にすることが難しい場合があります。
機能の過不足 システムの機能が多すぎたり、逆に必要な機能が不足している場合があり、適切に判断するのが難しい場合があります。
操作性の難易度 操作が難しい場合、実務担当者がシステムをうまく使いこなせない場合があります。
費用対効果の算出が難しい 導入コストやランニングコストに対して、どれだけの成果が見込めるかの見積もりが難しい場合があります。
運用体制の不安 運用体制や運用のルールがまだ確立されていない場合、導入後の運用に対して不安を感じる場合があります。

乗り換え時の課題

 既存のメール配信システムを乗り換える際には、次の課題に注意が必要です。

課題 内容
問題点が不明確 既存システムの問題点を十分に把握できていないと、乗り換え後も同じ問題が発生する可能性があります。
既存データとの互換性 既存のメール配信リストのデータを新しいシステムに移行する際、データの互換性に問題が発生する場合があります。
操作性や使い勝手の違い 既存システムと新システムのインターフェースや操作性が大きく異なり、実務担当者が操作に戸惑う場合があります。
コストの最適化 既存システムより高機能なシステムに乗り換えることで、コストが増大し、費用対効果が悪化することがあります。
外部システムとの連携 CRMやECなどの外部システムと新しいシステムがうまく連携しない場合があります。追加の開発コストが掛かる可能性があります。

新規導入・乗り換えに失敗しないための7つのポイント

 メール配信システムの導入や乗り換えで失敗しないためには、以下のポイントを確認することが重要です。

1. 目的と必須要件を明確にする

 まず、メール配信システムを導入・乗り換えの目的と必須要件をはっきりさせましょう。

 例えば、「顧客との関係構築」や「売上アップ」を目的とするのであれば、以下のようなポイントを考えてみてください。

  • 数値目標はどれぐらいに設定する?(CV率、売上金額など)
  • どんな内容のメールを送るべき?(HTMLメール、スマホ対応メールなど)
  • そのために必要な機能は?(HTMLエディタ、セグメント配信など)

 目的や要件が曖昧なまま導入してしまうと、結果的にシステムを上手く使いこなせず、期待する成果を上げられない…という事態に陥りがちになります。

 まずは、関係者や実務担当者にヒアリングを行い、必須要件をリスト化してみることが大切です。リストを基にシステムを比較すれば、導入後のミスマッチを防ぐことができます。

2. 実装機能とコストのバランス

 メール配信システムには、メール作成や配信機能、レポート機能、管理機能、セキュリティ機能、外部システムとの連携機能など、多くの機能が備わっています。機能が豊富なほど便利ですが、その分コストも高くなる傾向にあります。

 そのため、自社の目的や要件に合った機能を持ちながら、無駄なコストが発生しないシステムを選ぶことが重要です。例えば、シンプルなメール配信を行いたいだけなのに、高度な顧客管理機能や分析機能を備えたシステムを選んでしまうと、不要なコストが発生してしまいます。

 主にメール配信システムには、以下のような料金体系やプランがあります。

  • 月額固定制:毎月一定の料金を支払うプラン
  • 従量課金制:配信通数に応じた課金プラン
  • 機能制限付きプラン:機能制限がある分、低コストで利用できるプラン
  • 機能拡張オプション:必要に応じて機能を追加できるプラン

 自社にとって最も費用対効果の高く、将来的に柔軟にプラン変更ができるシステムを選ぶことがポイントです。

3. データ処理性能の確認

 大量のメールを一斉送信する場合、メール配信システムのデータ処理性能が重要な要素になります。特に、乗り換えを検討している場合は、自社が保有するメール配信リストの規模に対応できるか、配信速度や遅延有無、配信実績を確認することが不可欠です。

 新規導入を検討する場合についても、ビジネスの成長とともにメール配信リストが増加することが予想されます。将来的に大規模なメール配信になった場合に、対応できるシステムであるかどうかは、事前に確認しておく必要があります。

 さらに、配信したメールがエラーになった場合の処理性能も大きなポイントになります。エラーになったメールアドレスを適切に管理・処理することは、メール到達率やシステム全体の信頼性を高めるための重要なポイントになります。

4. セキュリティ対策の確認

 メール配信システムは、顧客の個人情報や機密情報を扱うため、セキュリティ対策は最も重要な要素の一つです。信頼性の高いシステムを選ぶことは、顧客の信頼を維持し、情報漏洩などのリスクを最小限に抑えるためにも不可欠です。

 新規導入を検討する場合は、以下のような基本的なセキュリティ機能が搭載されているシステムを選ぶようにしましょう。

  • メール認証機能(SPF, DKIM, DMARC)
  • データ暗号化
  • IPアドレスログイン制限
  • オペレーターの権限設定
  • 操作ログの監視
  • 2要素認証
  • データバックアップ機能 など

 乗り換えを検討する場合は、基本的なセキュリティ機能の確認に加えて、既存システムと新システムのセキュリティレベルの差異を慎重に比較することが重要です。セキュリティチェックシートなどを用いて、各機能の詳細を確認しましょう。

 さらに、システムの定期メンテナンスやアップデートが実施されているかどうかも重要です。サイバー脅威は常に進化しているため、システムが定期的に更新されていることは、セキュリティ対策が強固であるかどうかを判断するためのポイントになります。

5. API連携の確認

 主なメール配信システムには、CRMやECなどの外部システムと、APIで連携する機能が提供されています。API連携により、顧客データや購入履歴データをリアルタイムに反映でき、業務の効率化やメールのパーソナライズを飛躍的に向上させることが可能になります。

 API連携を想定している場合、メール配信システムが提供するAPIの仕様書で利用可能な機能を確認しましょう。トライアル期間中にAPI連携のテストを行い、想定通りにデータの送受信がされるかどうかを確認することが大切です。

 さらに、API連携はシステム間でデータのやり取りを行うため、認証方法やデータ暗号化が適切に行われているか、セキュリティ面の確認も忘れずに行いましょう。

6. サポート体制の確認

 メール配信システムをスムーズに運用するためには、事前にサポート体制を確認しておく必要があります。特に導入直後や初期設定の段階では、予期せぬトラブルや疑問が発生しやすいため、信頼できるサポートが受けられるかが大きなポイントになります。

 具体的には、マニュアルやヘルプコンテンツの充実度、カスタマーサポートの対応範囲、受付時間、問い合わせから回答までのスピードや正確性を確認しましょう。また、サポート方法として、電話、メール、チャットなど、どのような方法が提供されているかも確認しておきましょう。

 さらに、システム障害が発生した場合の、復旧スケジュールやデータバックアップの仕組みも確認しておく必要があります。万が一の事態に直面した際、事前にリスクを把握しておくことで、混乱せずに冷静に対応することができます。

7. トライアルテストの実施

 メール配信システムの選定において、トライアルテストの実施は非常に重要なステップです。実際に操作することで、システムが自社の要件に合っているかどうかを確かめることができます。特に操作性や機能性は、資料や説明だけでは理解し難いため、実際に使ってみることが大切です。

 トライアルテストで確認すべきポイントには、以下のようなものがあります。

  • 必要な機能が揃っているか
  • インターフェース使いやすく直感的か
  • HTMLメールエディタの操作性
  • 配信結果の分析機能が使いやすいか
  • エラーメールの原因をすぐに確認できるか
  • メールリストのインポートや更新の簡便さ
  • セグメント配信の細い設定が可能か
  • ステップメールが簡単に作成できるか
  • API連携が問題なく機能するか
  • サポート体制の質が高いか
  • 権限設定が柔軟に行えるか など

 トライアルテストを実施せずにシステムを導入すると、運用開始後に思わぬトラブルが発生するリスクが高くなります。事前のテストは決して省略せずに、実際の使用感を確かめることが、システム選定を成功させる鍵になります。

まとめ

 今回ご紹介した12のメール配信システムは、機能やコスト、サポートなどそれぞれ異なる特徴や強みを持っています。

 まずは、自社のニーズに合ったシステムをいくつか選び、実際にトライアルで操作性や機能を確かめてみましょう。これによって、最適なシステムを自信を持って導入できるはずです。

 当社が提供する「WiLL Mail」も、使いやすさと柔軟な料金プランで、多くの企業様にご利用いただいています。無料トライアルをご用意しておりますので、ぜひお試しになってみてください。

お試しから導入までしっかりサポート
まずは操作性や機能を確かめてみてください!

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