メルマガデザインに悩む担当者へ|非デザイナーでもできる見直すべき5つのポイント

メルマガデザインに悩む担当者へ|非デザイナーでもできる見直すべき5つのポイント

 メルマガのデザインに悩む担当者は少なくありません。「デザインに自信がない」「センスがないから難しい」と感じながら、日々試行錯誤している方も多いのではないでしょうか。

 しかし、メルマガの成果はデザインだけで決まるものではありません。配信リストや配信設計、コンテンツ企画など、さまざまな要素が組み合わさって結果につながります。

 そのうえで、デザインを少し見直すだけでも、メールの印象や読みやすさは変わります。それが、クリック率やCV率の向上につながることもあります。

 本記事では、メルマガデザインに悩む方に向けて、非デザイナーでも実践できる改善ステップと、まず見直したいデザインのポイントを紹介します。

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メルマガのデザインに悩む担当者は多い

 メルマガ配信を担当していると、デザインについて悩む場面は少なくありません。

 配信内容や原稿を考えるだけでも大変な中で、画像やレイアウトまで気にしなければならず、作業の手が止まってしまうこともあるのではないでしょうか。

 特に、デザインを専門に学んできたわけではない担当者にとっては、「このデザインで大丈夫だろうか」「どうしたら見栄えが良くなるだろうか」と迷いながら作業をしているケースも多いでしょう。

 まずは、多くのメルマガ担当者が感じやすいデザインの悩みと、メルマガ担当者に求められる役割について整理してみましょう。

メルマガ担当者が感じやすいデザインの悩み

 メルマガのデザインをしていて、次のように感じたことはないでしょうか。

  • 他社のメルマガと比べて、デザインが見劣りしている気がする
  • デザインに時間がかかりすぎて、作業がなかなか進まない
  • どこをどう改善すればいいのかわからない

 HTMLメールで作成するメルマガは、テキストメールのように文章だけでなく、画像やレイアウト、ボタン、配色など複数の要素が組み合わさって構成されます。

 そのため、「どこをどう直したら良くなるのか」が分かりにくく、自分の作ったメルマガのデザインに自信が持てず、「これで配信しても大丈夫かな?」と悩んでしまう方も多いでしょう。

 しかし、こうした悩みは決して珍しいものではなく、ほとんどのメルマガ担当者が同じような壁にぶつかっています。

 ここで一度、メルマガ担当者に本当に求められている役割について整理してみましょう。

メルマガ担当者の役割は「きれいなデザイン」を作ることだけではない

 メルマガ担当者に求められている役割は、メルマガ配信を通じて読者に情報を届け、信頼関係を構築し、行動につなげることです。きれいなデザインを作ることだけではありません。

 たとえば、メルマガには次のような目的があります。

  • 商品を買ってもらう
  • イベント申し込みをしてもらう
  • 記事やお知らせを読んでもらう

 こうした行動につながって、はじめてメルマガは成果としてカウントされます。

 そのため、いくらデザインが整っていても、内容が伝わらなかったり、クリックにつながらなかったりすれば、メルマガとして十分な成果が出ていると評価することはできません。

 重要なのは、見た目の美しさそのものではなく、読者にとって情報が理解しやすく、次の行動につながりやすい構成になっているかどうかです。

 もちろん、メルマガのデザインも成果を左右するひとつの要素ではありますが、メルマガにはデザイン以外にも成果に直結する重要な要素があります。どのような要素があるのでしょうか。

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メルマガの成果はデザインだけで決まるものではない

 メルマガのデザインが整っていることは確かに重要です。しかし、メルマガの成果を左右するのはデザインだけでなく、運用の基本となる次の3つの要素が強く関係しています。

  1. 配信リストの質
  2. 配信設計(セグメントや配信タイミング)
  3. コンテンツ企画

 これらの基本をしっかり整えたうえでデザインを改善していくことで、メルマガの成果はより高まりやすくなります。

 それぞれのポイントについて、順番に確認していきましょう。

1. 配信リストの質

 メルマガの成果を左右する重要な要素のひとつが、配信リストの質です。

 そもそも自社のメルマガに関心の低い読者に配信していれば、メルマガの成果改善にはつながりにくく、デザイン改善の効果も十分に発揮されにくくなります。

 たとえば、次のようなリストに配信している場合は注意が必要です。

  • 配信エラーになるアドレスが多く含まれているリスト
  • 未承諾アドレスが多く含まれているリスト
  • 開封やクリックがほとんどない読者が多く含まれているリスト

 自社の情報に関心を持っている読者なのか、どのように収集されたリストなのか、また定期的にメンテナンスされているかによって、配信リストの質は大きく変わります。

 メルマガを「誰に送っているのか」を、しっかり把握しておくことが大切です。

2. 配信設計(セグメントや配信タイミング)

 「誰に送るか」と並んで重要なのが、「どのように送るか」という配信設計です。

 たとえば、すべての読者に同じ内容のメルマガを一斉配信していると、読者によっては興味のない情報が届いてしまう場合があります。その結果、開封やクリックにつながりにくくなることがあります。

 そこで重要になるのが、セグメント配信です。ユーザーの属性や行動履歴をもとに配信リストを分け、それぞれの読者に関心の高い情報を届けることで、反応が変わってきます。

 また、配信するタイミングも重要です。読者がメールを確認しやすい曜日や時間帯に配信することで、開封率が変わることもあります。

 メルマガの成果を高めるためには、誰にどんなタイミングで届けるのかという配信設計を意識することが大切です。

3. コンテンツ企画

 セグメントごとに配信する読者を分けたら、次に考えるのが「どんな内容を届けるのか」というコンテンツ企画です。

 しかし、ここで多くの担当者が迷います。「何を書けばいいだろう」「毎回ネタを考えるのが大変」と感じている方も多いのではないでしょうか。

 コンテンツ企画を考えるときは、まずメルマガの目的から逆算して考えると整理しやすくなります。

たとえば、

  • 新商品への理解を深めてもらう
  • キャンペーンに申し込んでもらう
  • 活用ノウハウを知ってもらう

 このように、メルマガの目的を明確にすると、メルマガに書くべき内容や、どの情報を目立たせるべきかが自然と見えてきます。

 また、伝える情報や優先順位が整理されているほど、メルマガの構成やレイアウトも考えやすくなります。その結果、「なぜこのデザインにするのか」を自分の中で説明できるようになり、デザインにも自信を持ちやすくなります。

 コンテンツ企画は、読みやすいメルマガデザインを作るうえでも大切な土台になります。

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非デザイナーでもできるメルマガ改善の5ステップ

 ここまで、メルマガの成果はデザインだけで決まるものではないことを見てきました。

 そのため、デザインを改善するときに、いきなり見た目から手を付けてしまうと、思うような成果につながらないことがあります。

 そこでここでは、非デザイナーでも取り組みやすいメルマガ改善の基本ステップを、順番に整理して紹介します。

1. 配信の土台を確認する
まずは、配信リストや配信設計など、メルマガ運用の土台が整っているかを確認します。
どれだけデザインを改善しても、土台が整っていなければ成果につながりにくくなります。
2. メールの目的を1つに絞る
1通のメルマガで伝えたい目的を明確にします。
目的がはっきりしているほど、メルマガの構成や伝える内容が整理しやすくなります。
3. 情報の優先順位を整理する
メルマガの中で「一番伝えたい情報」を決め、それを中心に構成を作ります。
情報の優先順位が整理されていると、読者にとって理解しやすいメルマガになります。
4. 基本的なデザインを整える
ここではじめて、メルマガのデザインを整えていきます。
見出しや余白、レイアウトなど、基本的なデザインを整えるだけでも、読みやすさは大きく変わります。
5. 配信結果を見ながら改善を続ける
メルマガは一度作って終わりではありません。
開封率やクリック率、CV率などの結果を確認しながら、小さな改善を積み重ねていくことが大切です。

 次の章では、メルマガの基本的なデザインを整えるうえで、まず見直したいポイントを具体的に紹介します。

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まず見直すべきメルマガデザインの5つのポイント

 ここからは、実際のメルマガを例に、デザイン改善のポイントを紹介します。

 以下の2つのメルマガは、同じセミナー案内メールの「Before(改善前)」と「After(改善後)」です。

メルマガ例(Before/After)

 一見すると大きく変わっているように見えますが、実際に行っているのは、「伝わりやすく整える」という基本的な調整だけです。

 つまり、特別なデザインスキルがなくても、ポイントを押さえるだけで、メルマガの印象や読みやすさは大きく変わります。

 次章からは、この変化を生み出している5つのポイントを、Before / Afterの違いを見ながら解説していきます。

1. 見出し|本文より大きく、内容が一目で伝わるようにする

 読者がメルマガを開いたときに、最初に目に入るのが見出しです。ここで内容が伝わるかどうかで、その先を読んでもらえるかが大きく変わります。

 メルマガは、すべての人に最後まで読まれるわけではありません。そのため、「一瞬で内容が理解できるかどうか」が非常に重要になります。

Beforeメルマガの見出し

 Beforeでは、タイトルと本文があまり変わらないサイズで配置されており、見出しが埋もれてしまっています。また、「セミナー開催のお知らせ」という表現では、何についてのセミナーなのかが分からず、読む理由が伝わりにくい状態です。

Afterメルマガの見出し

 一方、Afterでは「メールマーケティングの成果を高める5つのポイント」という見出しが大きく配置されており、メールを開いた瞬間に「何の案内なのか」がすぐに理解できます。

 このように、見出しは「目立たせる」だけでなく、「内容を伝える」ことが重要になります。

 見出しデザインを設計する際は、次のポイントを意識しましょう。

  • 本文より明確に大きいサイズにする
  • ファーストビュー(画面上部)に配置する
  • 内容が一文で伝わるテキストにする

2. メインビジュアル|メールの内容を一瞬で伝えるトップ画像

 メインビジュアルは、見出しと並んで、メルマガの第一印象を左右する重要な要素です。視覚的に情報を伝えられるため、見出しと組み合わせることで、内容理解に大きく影響します。

Before/Afterメルマガのメインビジュアル

 Beforeでは、文章や情報が先に並んでおり、メインビジュアルは中段あたりに配置されています。また、写真のサイズも小さいため、視覚的な印象が弱く、内容が直感的に伝わりにくい状態です。

 一方、Afterでは、見出しのすぐ下に写真を大きく配置することで、「セミナーの雰囲気」や「参加イメージ」が視覚的に伝わりやすくなっています。

 このように、メインビジュアルは「装飾要素」ではなく、「内容理解を助ける要素」として設計することが重要です。

 メインビジュアルを設計する際は、次のポイントを意識しましょう。

  • メルマガの内容を一目で表す画像にする
  • 見出しとセットで意味が伝わる構成にする
  • ファーストビュー(画面上部)に配置する

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3. CTA|メールの目的に合わせてボタンを設計する

 CTA(コール・トゥ・アクション)は、読者に「次に何をしてほしいか」を伝えるための要素です。メルマガでは、「申し込む」「ダウンロードする」などの行動を促すボタンやリンクを指します。

Before/AfterメルマガのCTA

 Beforeでは、ボタンやテキストリンクが複数配置されており、どこをクリックすればよいのかが分かりにくい状態です。さらに、ボタンのサイズが小さく、「詳細はこちら」といった曖昧なラベルや目立たない色も相まって、クリックされにくくなっています。

 一方、Afterでは、「無料で参加する」という大きなボタンを1つだけ配置することで、読者が次に取るべき行動が明確になっています。

 メルマガの目的は、「読ませること」だけでなく、「行動してもらうこと」にあります。そのため、CTAの設計は成果に直結します。

 CTAを設計する際は、次のポイントを意識しましょう。

  • CTAは1つに絞る
  • ラベルは具体的に書く(例:申し込む、参加する)
  • サイズや色で目立たせる

CTAは必ず1つに絞るべきか?

 本記事では、「CTAは1つに絞る」ことを基本として説明しましたが、すべてのメルマガに当てはまるわけではありません。

 たとえば、ECサイトのメルマガのように複数の商品を紹介する場合は、複数のCTAを配置するケースもあります。

 このような場合に重要なのは、CTAの数そのものではなく、「どれを優先してほしいのか」をデザインで示せているかどうかです。

 すべてのCTAを同じように見せてしまうと、読者は迷ってしまい、結果としてどれもクリックされず、メールを閉じられてしまうことがあります。

 たとえば、メイン商品だけ写真やボタンを大きく目立たせ、その他の商品はグリッド(4カラムなど)でコンパクトに配置することで、デザインによって優先順位を表現できます。

 複数のCTAを配置する場合には、「迷わせない設計」ができているかどうかが重要です。

4. 余白|読みやすさを高めるスペース設計

 メルマガの読みやすさは、余白の取り方によって大きく変わります。メルマガにおける余白には、「要素同士の間隔」や「行間」といった基本的なものに加えて、ボタンの内側の余白や、ブロック内の余白(パディング)なども含まれます。

Beforeメルマガの余白

 Beforeでは、テキストやボタンなどの要素が詰まって配置されており、全体的に窮屈な印象になっています。余白がないわけではありませんが、それらは意図的に設計されたものではなく、要素の配置によって偶然できた余白になっています。

 そのため、余白の位置や大きさが不揃いで、情報が詰め込まれている印象が強く出てしまいます。読者は無意識に「読みづらそう」「あとで読もう」と感じやすく、途中離脱につながることもあります。

Afterメルマガの余白

 一方、Afterでは、見出し・写真・本文・ボタンの間に十分な余白が意図的に設けられており、余白によって情報のまとまりが整理され、一つひとつの情報に自然と視線が向かう、読みやすい構成になっています。

 また、情報量を適切に絞ることも、余白を設計するうえで重要なポイントです。載せたい情報をすべて詰め込んでしまうと、結果として余白がなくなり、読みにくいメルマガになってしまいます。

 余白を設計する際は、次のポイントを意識しましょう。

  • 要素間の余白は広めに取る
  • 行間を適切に設定する
  • 要素を詰め込みすぎない

 特にモバイル画面では、余白の有無が読みやすさに大きく影響します。必ずモバイルでの見え方も確認するようにしましょう。

5. レイアウト|情報の伝わりやすさを設計する

 メルマガのレイアウトは、情報の伝わりやすさに大きく影響します。特にモバイルでの閲覧が中心となる現在では、シンプルで分かりやすい構成にすることが重要です。

Beforeメルマガのレイアウト

 Beforeでは、情報が複数のブロックに分かれて配置されており、視線の流れが分断されやすい構成になっています。

 また、「開催概要」→「セミナー内容」の順にレイアウトされている点も注目すべきポイントです。読者にとっては、「どんな内容なのか」が分からないまま詳細情報を読まされるレイアウトになっています。

Afterメルマガのレイアウト

 一方、Afterでは、1カラムで上から下へと情報が流れる構成になっており、読者は自然な流れで内容を理解することができます。

 レイアウトを設計する際は、次のポイントを意識しましょう。

  • 1カラムのレイアウトを基本とする
  • 上から順に理解できる構成にする

 ただし、複数の情報を並列に見せたい場合は、2カラム以上のレイアウトが有効なケースもあります。

 その場合は、次の点に注意してレイアウトしましょう。

  • モバイル表示を前提にレスポンシブ設計にする
  • 多くても4カラム以内にとどめる
  • 1ブロックごとの情報量を抑え、読みやすさを保つ
  • 情報の優先順位が伝わるようにする

 複数カラムのレイアウトは、商品一覧や比較コンテンツなどで効果的に活用できます。一方で、設計を誤ると視線が分散し、伝わりにくくなることもあるため、目的に応じて適切に使い分けることが重要です。

 レイアウトは、単なる配置ではなく、「情報をどの順番で理解してもらうか」を設計するものです。

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まとめ|メルマガデザインは「センス」ではなく「改善」で変えられる

 メルマガのデザインに自信がなくても、心配することはありません。

 デザインは「センスのある人だけができるもの」ではなく、基本を押さえながら改善を積み重ねることで、誰でも整えていくことができます。

 本記事で紹介したように、見出し・メインビジュアル・CTA・余白・レイアウトの5つの要素をひとつずつ見直していくだけでも、メルマガの印象は大きく変わります。

 最初から完璧なデザインを目指す必要はありません。1通ずつ小さな改善を積み重ねていくことで、メルマガデザインは少しずつ整っていきます。

 また、配信リストや配信設計、コンテンツ企画といった土台を整えることも重要です。デザインだけを改善するのではなく、メルマガ全体の設計をバランスよく見直していきましょう。

 もしデザインに迷ったときは、今回ご紹介した基本のポイントに立ち戻り、まずは一つ、できるところから見直してみてください。

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