メールマーケティングとは

効果的なステップメールの作り方とは?シナリオ作成から配信手順まで解説

メールマーケティングって何?

「メールマーケティング」とは、マーケティングの施策のひとつとしてメール配信を捉える意味合いを含みます。ただシンプルに一斉配信を行うだけではありません。送る対象を絞り込んだり、対象ごとに送る内容を変えたり、配信結果のデータを元に次に送るメールのコンテンツを変えたり、別のウェブマーケティング施策に活用することを指します。

一方で「メルマガ」とは、主にEメールを使って顧客や読者に情報を一斉に届ける施策を指します。インターネット黎明期から存在するこの概念は、Eメール=テキストメールという日本独自の考え方に基づいたものと言えるかもしれません。

「メルマガ」は「メールマーケティング」の施策のひとつ。WiLL Mailのように誰でも簡単にHTMLメールがつくれるサービスが登場し、企業も様々な顧客データを自社で取得し活用出来るようになった現在においては「メールマーケティング」の概念が規模や業態を問わずますます浸透していくことになると思います。

メールマーケティングにはメール分析が欠かせない

メールマーケティングの重要な要素として配信後のデータの「分析」は欠かせないものです。効果検証はマーケティングのためのとても大事な作業ですが、メール配信においては意外と疎かにしている企業が多いのが現状です。

「分析結果を見てもよくわからない」「取得できる情報が少ない」など理由は様々だと思います。そこで本項では、メールマーケティングにおける分析結果でどのようなデータが確認出来るのか、メール配信がいかに大事なデータを含んでいるかを改めてご実感いただきたいと思います。WiLL Mailを使えばこれらのデータをリアルタイムで把握することが出来ますよ。

メール配信後に取得できる情報

まずはメール配信によってどのような情報が得られるのか、おさらいしてみましょう。

メール開封

ユーザーがメールを受信して最初におこなうアクションがメールの開封です。メールの開封から判別できる要素は以下の通りです。

  • メールの件名に興味を持ったユーザー
  • メールの件名にかかわらずいつも読んでくれるユーザー

開封の情報を取得する方法としてメールの画像の読み込みを使用しているため基本的にはHTMLメールの時だけ取得できるデータです。

WiLLMailでは開封した人数だけではなく、開封したユーザーの特定や開封した回数(リピート開封)のデータも取得できます。メールのコンテンツに非常に興味を持ったユーザーが何度もメールを開封した場合は、「誰」が「何度開封したか」も判別することができるのです。

さらにWiLLMailでは技術的に開封率を取得できないテキストメールやデコメールへの配信でも疑似的に開封率を取得できるスマートリンク機能を備えています。この機能を使用すると、HTMLメールのコンテンツをWEBブラウザで閲覧することができ、その閲覧履歴を開封のアクションとしてカウントすることができるのです。

HTMLメールが閲覧できない端末でもWEBブラウザがあればリッチコンテンツを受け取れるということになり非常に優れた機能となっています。

クリックカウント

メール本文内のリンク(コンテンツ)をユーザーがクリックしたかどうかを判別するのがクリックカウントです。通常のリンクはクリックするとそのままホームページに遷移しますが、クリックカウントを取得している場合は一度配信システムでログを取ってからホームページへ遷移します。

WiLLMailではユーザーがどのリンクをクリックしたか、というデータはもちろん、そのメールでいちばん最初にクリックしたリンク(ファーストタッチ)、クリックした回数、同じリンクをクリックした回数(リピートクリック)、クリックした日時をすべて記録しています。

コンバージョン

メールのリンクをクリックしてホームページへ遷移したユーザーが、「目的のページまで行ったかどうか」という情報を、コンバージョンと呼びます。

よくあるコンバージョンの設定ページとして、ECサイトの購入完了ページやセミナーの申し込み完了ページ、お問い合わせの完了ページなどがあります。

設定方法は簡単です。目的のページ(購入完了ページや申し込み完了ページ)に、コンバージョン用の画像リンクかHTMLの記述を行うだけです。ページの編集をする必要があるので、ホームページを編集する権限は必要です。

クリックカウントの取得と同様に、リンクのクリックで配信システムに一度来てからホームページへ遷移するのですが、配信システムに立ち寄った時点でcookieを付与し、目的のページでcookie情報を回収する仕組みです。

WiLL Mailではコンバージョンの情報をすべて取得できるだけではなく、ホームページ側からの情報を受け取る仕組みも持っています。たとえばECサイトの購入完了ページでコンバージョンを取得した場合、「拡張コンバージョン」の機能を使用して「購入金額」や「購入品名」「購入個数」などの情報を配信システムにフィードバックできます。そのため、メール配信の結果を、より具体的に分析することが可能となります。

一歩進んだ分析機能

WiLL Mailでは上記のユーザー行動履歴をもとに様々な分析を簡単に行うことができます。取得できるデータは以下のように分類されます。

  • 開封(ユーザー数、回数、日時)
  • クリックカウント(ユーザー数、リピート回数、ファーストタッチ、日時)
  • コンバージョン(ユーザー数、リピート回数、日時)

WiLL Mailでは、これらのデータを個別に閲覧することもできますし、複数のメールのデータを比較できるように一覧をグラフで表示することもできます。見たいメールだけをピックアップして簡単に比較できるのです。

開封やクリック、コンバージョンの成績の良し悪しをグラフで比較しながら件名や本文、配信日時を確認することで、メール配信の勘どころを掴んでいただきたいと思っています。

メールの個別の分析では、本文のプレビューを見ながらクリックの成績を確認できるヒートマップ機能を備えているので、各リンクがどの程度クリックされているかをビジュアルで直感的に把握できます。

また、ファーストタッチ機能によりそのメールで一番最初にクリックしたリンクだけをヒートマップで見ることも可能です。

これらの具体的で多角的な分析を繰り返し行うことで精度の高い効果的なメールマーケティングを実現できるのです。

著者
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