WiLL Mailはマルチパート配信に対応しています。 マルチパート配信とは、テキストメールとHTMLメールの2つのコンテンツを同時に1つのメールとして配信し、受信者の設定や環境に応じて適切なメールを表示させることができる技術です。
この記事は、なぜマルチパート配信が必要なのかと、WiLL Mailでのマルチパート配信の設定方法・ルールについて記載しています。
INDEX
マルチパート(正確には”マルチパートMIME”)とは、プレーンテキストバージョンのメールとHTMLバージョンのメールをまとめたものの呼称です。異なる複数のコンテンツを含んだメッセージと考えることができます。HTMLメールとテキストメールの2つを含んだマルチパートのメールの場合、両方の種類のコンテンツが送信されます。
そして受信したメールクライアント(outlookやGmailなどのメーラー、メールソフト)が、HTMLかテキストかどちらを開いて表示するかを決定します。読者はそのメーラーが表示したいずれかのコンテンツを閲覧します。
つまりメールクライアントは、HTMLとプレーンテキストの両方を同時に表示することはありません。どちらを表示するかは、読者の設定と、メールクライアント自体の機能に依存します。2019年時点においては、最新のメールクライアントのほとんどは基本的なHTMLをサポートしているため、一般的にHTMLバージョンが表示されることが多いといえます。
ただし、読者がメールクライアントの設定をプレーンテキストのメールのみしか受信しないように変更している場合、メールクライアントはその設定を優先するため、読者にはテキストメールのみが届けられます。
プレーンテキストのメールのみを送信する場合を除き、メール配信時はなるべくマルチパート配信を行うことが推奨されています。なぜなら、一部のメールクライアントとデバイスはHTMLメールを処理できないため、そして前述の通り読者がHTMLメールを受信しない設定にしている可能性があるからです。
古くは、HTMLメールをサポートしていないため、代わりにプレーンテキストバージョンがレンダリングされるという仕様のデバイスも存在していました。
仕事専用に使う企業のドメインも、その企業によってはテキストメールのみを受信するようにしている場合もあります。購読者がこの設定を有効にしていて、HTMLバージョンのみを送信している場合、メールはこれらの購読者に届かない場合があるのです。
HTMLバージョンのメールは、文字や背景に色をつけたり画像を挿入したり、それらにリンクを挿入することができます。一方でプレーンテキストバージョンのメールは、文字通りテキストのみでコンテンツを作成します。よって、プレーンテキストのメールはHTMLメールほど派手でも魅力的でもないかもしれませんが、マーケティング戦略の重要な要素でもあります。
プレーンテキストメールは、領収書案内などのトランザクションメールとして優れた代替えオプションとなりますし、緊急時のお知らせなどにも最適です。最も重要なのは、上述の通りマルチパート配信を活用することで、プレーンテキスト部分が、読者の設定やメールクライアントの設定によってHTMLの表示をサポートできない場合のバックアップとして確実に機能することだと言えるでしょう。
WiLL Mailは、配信対象設定画面で以下の4つのいずれか、もしくは複数を選択して作成したいコンテンツを決定します。
| テキスト | プレーンテキストのコンテンツが作成できます。 |
|---|---|
| HTML(スマートリンク | HTMLメールが作成できます。 |
| 携帯テキスト | 携帯キャリア端末・アドレス向けの絵文字が使えるテキストメールを作成できます。 |
| 携帯HTML(デコメ) | 携帯キャリア端末・アドレス向けのコンパクトHTMLメール(デコメ)を作成できます。 |
テキストメールだけ配信したい場合は「テキスト」を、マルチパート配信したい場合は「テキスト」と「HTML(スマートリンク)」の両方を選択する、といった具合です。
WiLL Mailは、上記の組み合わせだけでなく、送信先がPCアドレスか携帯キャリアアドレスかによっても、実際に届けられるコンテンツのパターンが異なります。
PCアドレスとは、一般的なメールアドレスを指します。
| ① テキスト | ② HTML(スマートリンク) | ③ 携帯テキスト | ④ 携帯HTML(デコメ) 画像表示されない制限が生じる可能性あり |
配信されるコンテンツ |
|---|---|---|---|---|
| マルチパート配信(①+②) | ||||
| – | マルチパート配信(①+②) | |||
| – | マルチパート配信(①+②) | |||
| – | マルチパート配信(①+②) | |||
| – | ① | |||
| – | – | ① | ||
| – | – | ① | ||
| – | – | – | ① | |
| – | マルチパート配信(②+定型テキスト) | |||
| – | – | マルチパート配信(②+定型テキスト) | ||
| – | – | マルチパート配信(②+定型テキスト) | ||
| – | – | – | マルチパート配信(②+定型テキスト) | |
| – | – | マルチパート配信(③+④) | ||
| – | – | – | ③ | |
| – | – | – | マルチパート配信(④+定型テキスト) |
定義は後述します。
| ① テキスト | ② HTML(スマートリンク) | ③ 携帯テキスト | ④ 携帯HTML(デコメ) | 配信されるコンテンツ |
|---|---|---|---|---|
| マルチパート配信(③+④) | ||||
| – | ③ | |||
| – | マルチパート配信(④+定型テキスト) | |||
| – | マルチパート配信(①+②) | |||
| – | マルチパート配信(③+④) | |||
| – | – | ③ | ||
| – | – | マルチパート配信(④+定型テキスト) | ||
| – | – | – | ① | |
| – | マルチパート配信(③+④) | |||
| – | – | ③ | ||
| – | – | マルチパート配信(④+定型テキスト) | ||
| – | – | – | マルチパート配信(②+定型テキスト) | |
| – | – | マルチパート配信(③+④) | ||
| – | – | – | ③ | |
| – | – | – | マルチパート配信(④+定型テキスト) |
WiLL Mailは、携帯アドレスを以下ドメインと含むアドレスと定義しています。これらを含むドメインに送信すると表2のコンテンツが配信されます。
下記のドメイン例は、当ヘルプページの仕様上、半角スペースを含んで記載していますが、実際は半角スペースを含みません。
定型テキストとは、テキストコンテンツ(上記表の②)を作成しなかった場合に、システムが自動生成する下記のような定型のテキストとなります。定型テキストには”このメールはHTML形式で配信されています。”という文言と、スマートリンクが挿入されます。

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